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連載国際金融都市「香港」で一番使いやすい銀行の見極め方【第14回】

開設した海外銀行口座の「放置」が厳禁な理由

NWB(日本ウェルス銀行)

開設した海外銀行口座の「放置」が厳禁な理由

本格的な海外口座活用の場として、やはり真っ先に名前が挙がるのが「香港」。本連載では、4月5日に刊行された『グローバル資産防衛のための「香港銀行口座」活用ガイド』の中から先行して一部を抜粋し、香港で一番「使いやすい」銀行の見極め方をご紹介します。今回は、海外銀行口座開設後の注意点などを見ていきます。

日本ウエルス銀行(NWB)で利用できる商品とは?

口座の開設、資金の送金が済んだら、いよいよ投資のスタートです。実際に商品を選択する前に、投資可能な商品の種類を確認しておきましょう。ここでも日本ウエルス銀行(NWB)でのケースを例に解説します。NWBは「普通銀行」ではないため、決済性の機能がある当座預金などは利用できません。外貨預金なども含めて、NWBでは次のような金融商品を取り扱っています。

 

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● Funds(投資信託)……資産運用の柱となるのがこのファンド(投資信託)です。日本では投資できない投資信託が、香港には数多く揃っています。自分のポートフォリオを組み立てる際に中心になる金融商品です。

 

● Bonds(債券)……香港には、日本では販売されていない高金利で有利な債券が数多く流通しています。また、NWBでは希望する債券を探してくれるオーダーメイド的なサービスも実施しています。

 

● Time Deposit(定期預金)……個人投資家にとっては、最も基本的な投資商品といっていいでしょう。9種類の通貨(香港ドル、米ドル、ユーロ、英国ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、シンガポールドル、日本円)を使った定期預金が利用できます。

 

● Long Term Insurance(長期定期保険)……預金とは異なる安全性のある投資商品になります。

口座凍結させないために定期的に残高を「動かす」

これまでも何度か触れてきましたが、海外口座の開設後に重要なのは「放置しないこと」です。HSBCやシティバンクといった国際的な金融機関の口座は、半年間取引がないと凍結され、本人確認ができるまで引き出しなどができなくなってしまいます。

 

たとえばHSBCなどはインターネットなどで口座利用状況を閲覧しただけでは、取引があるとは見なしてくれません。最低でも半年に一度程度は、日本のコンビニや金融機関などから海外口座に入っている現金を引き出すといった取引をしておく必要があります。

 

ちなみに、海外口座から出金する際は「インターナショナルキャッシュカード」を使いますが、その場合は国際基準に対応しているATMが必要です。ATMの国際規格には大きく分けて「CIRRUS(シーラス)」と「PLUS(プラス)」の2種類があり、日本でもコンビニなどで比較的簡単に利用できます。キャッシュカードやクレジットカードの裏に同様のマークが付いていれば、少なくとも現金の引き出しは簡単にできます。その概要を簡単に紹介しておきましょう。

 

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● CIRRUS……国際カードのブランドである「MASTER」が運営するATMネット枠です。世界93カ国、100万カ所以上の場所にATMが設置されており、ダイナースやJCBもCIRRUSを利用しています。日本では、ゆうちょ銀行やセブン銀行、新生銀行などのATMで利用可能です。

● PLUS……国際カード「VISA」が運営するATMネットワークです。世界170カ国以上、100万カ所以上のATMで利用可能です。日本でも、ゆうちょ銀行やセブン銀行、新生銀行などで使うことができます。

 

NWBの場合は、キャッシュカードが発行されません。出金の際も、自分の日本の口座に振り込み依頼をして、日本の金融機関の口座から引き出すことになります。電話一本でコンタクトがとれるので、さほど苦労することはないでしょう。

本連載は、2016年4月5日刊行の書籍『グローバル資産防衛のための「香港銀行口座」活用ガイド』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
本連載の記載の内容は情報の提供および学習を目的としたものであり、本連載を用いた運用は、必ずご自身の責任と判断によって行ってください。また、本連載の内容に関して運用した結果については、著者および株式会社幻冬舎メディアコンサルティング、合同会社幻冬舎ゴールドオンラインはいかなる責任も負いかねます。また、本書に記載されている情報は2016年4月現在のものであり、今後変更されることがあります。

岩崎 博充

経済ジャーナリスト

雑誌編集者等を経て1982年に独立し、経済、金融などのジャンルに特化したフリーのライター集団「ライトルーム」を設立。雑誌、新聞、単行本などで執筆活動を行う他、テレビ、ラジオ等のコメンテーターとしても活動している。

著者紹介

連載国際金融都市「香港」で一番使いやすい銀行の見極め方

グローバル資産防衛のための 「香港銀行口座」活用ガイド

グローバル資産防衛のための 「香港銀行口座」活用ガイド

岩崎 博充

幻冬舎メディアコンサルティング

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