今回は、デザイナーズ・アパートに適した「バスルーム」「キッチン」について解説します。※本連載は、15歳から賃貸経営に携わってきた、地主系大家とサラリーマン投資家、二つの顔を併せ持つ不動産投資家、大城幸重氏の著書、『高家賃でも空室ゼロ! これからの不動産投資は地方の新築デザイナーズアパートが狙い目です』(秀和システム)から一部を抜粋し、入居者に選ばれる物件作りのコツを解説します。

シャワーヘッドはグレードを上げ「シルバー系」を選択

バスルームは特にデザインを入れる必要はありません。

 

ただ、多少は凝りたいということでしたら、壁面をすべて同じ色で統一するのでは
なく、ある一面だけをアクセントのために、別の色にするという方法もあります。こ
れはアクセントクロスと同じ効果があります。

 

水栓は混合水栓で、やはりステンレスのシルバー系にすると耐久性があり、汚れにくく目立たないので良いと思います。これが、プラスチック系の白のシャワーヘッドになると、前述の通り、段々と焼けていき、汚れが目立つので良くありません。コストで選ぶとプラスチック製ですが、グレードを上げてシルバー系を選ぶことをおすすめします。

 

デザインはシンプルで良いと思います。例えばオシャレでヨーロピアンな蛇口のものだと、洗いにくくて曇りがちになっていることもあります。そうなるとキレイに見えないので、入居者のニーズには合っていないことになります。

 

浴室内のカウンターや浴室収納棚については、ガラス製の方が高級感は出ます。ただし、その分コストは高くなり、ガラスが割れる可能性があります。

 

ですから、古くなって汚れてきたら取り替えることを前提に考え、安価なプラスチック製にしておいても大丈夫です。

 

[バスルームの例]

 

今や「システムキッチン」は当たり前

キッチンについて言えば、昔はガスコンロを置き、収納扉は観音開きというタイプが主流で、とにかく使い勝手が悪いものでした。

 

今のシステムキッチンは、出し入れがとても楽な引出タイプが主流です。分譲マンションや住宅は、このタイプのシステムキッチンを採用していることが多いです。

 

そして、大手ハウスメーカーが、この分譲仕様のシステムキッチンをアパートに採用し始めたことから広がっていき、今ではほとんどの新築アパートでこのシステムキッチンを採用しています。

 

いわば「システムキッチンが当たり前」という状態になっていますので、私の物件でも、当然システムキッチンにしています。

 

[キッチンの例]

高家賃でも空室ゼロ! これからの不動産投資は新築デザイナーズアパートが狙い目です

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大城 幸重

秀和システム

5億円の資産を築いた地方在住のサラリーマン大家さんが、そのノウハウを大公開! 「コストが高い」と敬遠されがちな新築デザイナーズアパートは、実は高家賃でも入居希望者が後を絶たない、超優良物件。その企画のポイント…

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