前回は、なぜ相続税対策において「不動産の流動性」が重要になるのかを解説しました。今回は、金融機関も融資に積極的な「1Rマンション」の魅力を見ていきます。

法定耐用年数が長い物件には、銀行も融資しやすい

前回の続きです。しかし、ここで1つ疑問が生まれます。それは、なぜワンルームマンションには、金融機関が積極的に融資をしてくれるのかということです。ワンルームマンションに融資を出しやすい理由は、建物の構造が大きく起因しています。

 

建物の法定耐用年数は、


軽量鉄骨造19年(骨格材3m以下の場合)

木造22年

鉄骨造34年(骨格材4m超の場合)

鉄筋コンクリート造47年


以上のようになっています。

 

木造の物件であれば法定耐用年数が22年であるため、20年経過した木造アパートに長期の融資を出すことはできません。もし、融資を受けるのであれば多額の頭金を要求されるので、一部のお金持ちしか参入できないマーケットと言えるでしょう。

長期ローンが可能で値ごろ感のある中古1Rマンション

しかし、鉄筋コンクリート造のマンションであれば、築20年前後の場合には35年ローンを組むこともでき、頭金も少額(頭金0円と諸費用50万円前後からスタートできます)であるため、一般のサラリーマンでも始めやすい投資環境が整っているのです。

 

仮に、もしワンルームマンションが古くなったとしても、1戸単位で売買できるため現金で購入する人も見つけやすいという特徴もあります。都心のワンルームマンションであれば、古くなっても1000万円前後の価値は維持でき、1000万円くらいの価格であれば次に現金購入する人をすぐに見つけることも可能です。

 

つまり、多くの人が参入しやすいマーケットということは、流通量が活発になるため売却がしやすいということになります。また、融資を受けやすいというのも大きなポイントです。サラリーマンであればほとんどの人が融資を受けられるため、誰もが参入しやすいマーケットと言えます。アパートが一部の資産家や地主のマーケットということを考えれば、誰でも参入できるマーケットである中古ワンルームマンション市場の方が流通量は多くなるのは至極当然のことです。

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