前回は、建物管理会社の役割や業務内容について解説しました。今回は、マンションのオーナーとして加入すべき保険について、改めて見ていきます。

現金で購入する場合も火災保険には必ず加入する

マンションのオーナーになるときには、万一の事態に備えて保険に加入しておきましょう。オーナーに必要なのは、建物が損害に遭ったときのための保険です。家具など家財の損害に対する保険は、入居者が加入します。

 

建物の損害でまず考えなければならないのは、火災による損害です。現在、投資用住宅ローンを組む場合には、どの金融機関でも火災保険の加入が必須条件になっています。それほど、火災保険はマンションを所有するときに基本的な保険です。現金で購入する場合も、必ず火災保険には加入するようにしましょう。

落雷や台風による損害もカバーする総合保険とは?

火災の他にも落雷や台風による損害など、備えておきたい事態はいくつもあります。これには、住宅を新規購入したオーナーのための総合保険が便利です。通常、マンション投資の諸費用にはこの総合保険の費用が含まれています。

 

総合保険は、いくつもの種類の損害を総合的に補償するもの。プランによって異なりますが、火災をはじめ落雷、ガス漏れによる破裂、台風・集中豪雨、給排水設備の事故による水もれなどによる損害を補償してくれます。また、外壁のタイルがはがれて通行人がケガをした場合など、施設の不備により第三者に損害を与えたときに補償のある施設賠償責任保険も含まれています。

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    本連載は、2010年9月24日刊行の書籍『デザイナーズマンション+3つの条件で成功する不動産投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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    川田 秀樹

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