残る違和感・・・「白内障手術後のトラブル」に関するQ&A

前回に引き続き、「白内障の手術後」起こり得るトラブルと、その対策を説明します。今回からは、Q&Aの形式で見ていきましょう。

術後は眼内レンズの位置が変わり、近視化する場合も

Q:術後、視力は良好でしたが、半年たってだんだん遠くが見えづらくなってきました。

 

A:白内障の術後は眼内レンズの固定位置の変化で、少し近視化することがあります。しかし、通常は術後3カ月以上経過してから変化することは考えにくいです。今後は目の度数は落ち着いていくはずです。

手術によって「乱視」がより強くなるケースがある

Q:手術によりこれまでなかった中程度の乱視(1.5)になり頭痛や肩こりが強くなりました。改善しないのでしょうか?

 

A:白内障手術後は、乱視が手術前よりも強くなる場合があります。視力が上がらない場合は通常は眼鏡で矯正します。1.5D程度の乱視であれば、十分眼鏡で矯正できると思います。私たちのクリニックではレーシックなどレーザー手術による方法で乱視を矯正することも行っています。レーザー手術は精度が高いですが、乱視そのものは病気とは考えられておらず、保険がきかないのがデメリットです。

 

Q:術後は、どれくらいの間隔で受診すればよいですか?

 

A:受診の期間としては、決まったものはありません。一般的には、術後3カ月を過ぎたら術後半年までは1カ月毎で、半年を過ぎたら2カ月毎に術後1年まで様子をみましょう。

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連載正しい知識を身につける――まぶた、まつげ、検査、白内障に関するQ&A

日本眼科学会認定眼科専門医
指導医 

1998年名古屋大学医学部卒業後、社会保険中京病院に勤務。
2000年、社会保険中京病院眼科医員。
2005年ハーバード大学 Massachusetts Eyeand Ear Infirmary 留学。2006年、イリノイ大学眼科留学。2012年慶應義塾大学医学部大学院卒業博士号取得。同年、岐阜赤十字病院眼科主任部長、名古屋アイクリニック角膜・眼表面担当医に就任。白内障、レーシック、フェイキックIOLから角膜移植術、角膜クロスリンキング、眼瞼手術など最先端の手術をマルチにこなす。2011年~2015年までの手術実績約3700眼。
慶應義塾大学医学部 眼科学教室 非常勤講師。
大連医科大学客員教授。
中華人民共和国 非常勤医師免許取得。
ICLインストラクター。
トラベクトームインストラクター。

著者紹介

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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