前回に引き続き、白内障手術後の「矯正方法」に関するQ&Aを見ていきます。今回は、白内障手術後、視界が青くなった場合の原因と、対処法を探ります。

レーザー治療は、白内障手術後2カ月で行うことが可能

Q:術後2カ月で後発白内障と診断されました。進行が早いようで、レーザー治療をすることになるかもしれません。早期のレーザー治療は硝子体が出てくると、別の先生に言われましたが、レンズの安定を待つのか、レーザー治療を受けるのか、どちらを優先すべきでしょうか?

 

A:後発白内障とは術後、レンズを固定している水晶体嚢が時間とともに濁ってくる状態で、ある程度の割合で生じます。通常2カ月経過すると水晶体嚢もある程度硬化しているので問題なくレーザー治療ができます。一般的に、後発白内障は、レーザーで濁りを取り除いたら再発しません。

術後視界が青くなる「青視症」・・・サングラス等の使用を

Q:術後、目が太陽の下で青白く見えます。

 

A:白内障手術後に、青白く見える症状は青視症と呼ばれるものです。これは従来の眼内レンズが、水晶体に比べ短波長光(いわゆる青色光)の透過率が高いために起こります。時間とともに順応して気にならなくなることが多いのですが、今回のようにずっと症状が残ることもあります。青視症が気になる場合は、サングラス等での対処をおすすめします。

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

目の悩み・疑問がスッキリ解決する500のQ&A

小島 隆司

幻冬舎メディアコンサルティング

「白内障の手術受けるべき?」「目がかすんで見えるけど、これって病気?」ウェブ上の「眼科相談室」には、毎日全国の方々からたくさんの悩みが寄せられています。著者は、約10年間にわたって約6000件以上の質問に丁寧に答え…

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