あまり知られていませんが、我が国の断熱・気密等の住宅性能は先進国中で最低水準にとどまり、家の断熱性能不足に起因するヒートショックで、毎年なんと交通事故死者数の7倍以上の方々が亡くなっています。

性能不足による壁の中で生じる結露は、木を腐らせる腐朽菌やシロアリ被害を招き、欧米に比べて家の耐用年数が短い要因になっています。

国は脱炭素社会に向けて、これから急速に住宅の高断熱化を図ろうとしています。それを知らずに現時点の普通の性能の家を建てるとすぐに陳腐化してしまい、資産価値を維持できません。

また、日本で一般的なシロアリ対策は、5年程度しか防蟻効果が続きません。その上、まったく生態の異なる外来種の被害が急増していますが、多くの住宅会社はまだ対応できていません。これから家を建てるのならば、施主がシロアリ対策の知識を持つことが必須です。

本セミナーでは、高気密・高断熱の住まいづくりの専門家と、気密性能・換気に関する専門家が、結露のない健康・快適かつ資産価値を維持できる住まいづくりのポイントをわかりやすくお伝えします。

 

 セミナー内容 

『資産価値の落ちない健康・快適・省エネな住まいづくりのポイント』

・なぜ、我が国の住宅は、欧米に比べて資産にならないのか？

・先進国中で最も劣る我が国の住宅性能

・省エネ性能表示制度開始がもたらす住宅マーケットへのインパクト

・健康寿命を延ばしたいなら高断熱住宅に！

・高気密・高断熱住宅の暮らしはなぜ快適なのか？

・実は、高気密・高断熱住宅の方が経済的にお得！

・日本の住宅業界のゆがみが集約されているシロアリ対策

・被害が急増する新しい外来種のシロアリ被害に対する対応策

・信頼できる工務店・ハウスメーカーを見極めるための２つの質問

 

『実例から学ぶ気密性能と換気』

・なぜ気密性能が重要なのか？

・気密性能はどうやって測定するのか？

・日本と諸外国の気密性能に関する基準の違い

・高気密住宅に適した工法は？

・換気システムの基礎知識