「父の遺産は母さんに」息子の優しさが引き金で豹変した嫁

マチコさん(仮名・67歳)は、3年前に夫を見送り、現在は夫婦で購入した持ち家で一人暮らしをしています。都内の中堅商社に勤める一人息子のショウタさん(仮名・35歳)とは、昔から良好な関係を築いてきました。

そんなマチコさんは、息子であるショウタさんの離婚を望んでいます。その原因は、3年前の夫の他界に伴う「遺産分割」にありました。

当時のショウタさんは「父さんの遺産はすべて母さんの老後資金にして」と、自ら進んで相続を辞退してくれました。ショウタさんの心遣いにマチコさんは誇らしげな気持ちになりました。

しかしその直後、親族が集まる場でショウタさんの妻・ユカリさん(仮名・35歳)が「なんで勝手に放棄するのか」と割り込んできました。

その日を境にユカリさんは、マチコさんに対する態度を変えていきました。

「孫の習い事代を払って」老後資金2,500万円をあてにする息子の嫁

マチコさんの現在の収入は、月に約11万円の年金のみです。夫が遺してくれた分も含めた約2,500万円の貯金を少しずつ切り崩しながら、堅実に生活しています。

しかし、ユカリさんは遺産をもらい損ねた腹いせのように、事あるごとにマチコさんの資産に目をつけるようになったのです。

「孫の習い事代を払ってほしい」「将来のために今の家を売って現金化してほしい」など、マチコさんの生活を度外視した要求が次々と送られてくるようになったのです。

さらにマチコさんを絶望させたのは、たまに一人で帰省してくる息子の異変でした。