秋の国内旅行シーズンを迎え、目的地を選ぶ旅行者の動向に変化が見られます。株式会社オープンドアが運営する旅行比較サイト「トラベルコ」の検索データ調査によると、2026年秋の人気国内旅行先は北海道が1位となりました。2位には沖縄県が続き、福岡県や鹿児島県をはじめとする九州エリアの検索需要が急拡大しています。秋の国内旅行先ランキングの推移とともに、九州エリアに注目が集まる背景をみていきましょう。
1位は北海道、2位は沖縄県…トップ10の推移と九州エリア急拡大の実態
秋の行楽シーズンが本格化し、国内旅行のトレンドに新たな動きが表れています。旅行比較サイト「トラベルコ」を運営する株式会社オープンドアが発表した「2026年秋の国内旅行先検索データ調査」(対象旅行期間:10月1日~11月30日)によると、人気旅行先の第1位は紅葉シーズンを迎えた北海道となりました。第2位には、首里城正殿の復元公開が話題を集める沖縄県が続いています(関連記事:『【ランキング】47都道府県「2026年 秋の人気国内旅行先」』)。
トップ10全体を見ると、3位の福岡県をはじめ、東京都(4位)、大阪府(5位)といった大都市圏が安定した人気を誇ります。その一方で、6位に鹿児島県、7位に長崎県がランクインし、定番の観光地と並んで九州勢の躍進が目立つ結果となりました。なお、8位は千葉県、9位は愛知県、10位は京都府となっています。
今回の調査で最大の注目ポイントは、九州地方全体の顕著な伸びです。3位の福岡県は前年同期比119%で5位から上昇したほか、6位の鹿児島県は前年同期比198%(前年14位)、7位の長崎県も前年同期比143%(前年13位)と大きく順位を上げました。
トップ10圏外でもその勢いは止まりません。宮崎県が前年同期比204%(29位→16位)と倍増したのを筆頭に、大分県が195%(31位→21位)、熊本県が187%(25位→19位)、佐賀県が191%(45位→40位)と続き、九州7県すべてが揃って検索数を急増させています。
九州全域で需要が急拡大した大きな要因の一つが、「九州ふっこう応援割」をはじめとする自治体の観光支援策です。旅行代金の割引支援が、消費者の目的地選びを強力に後押ししています。
さらに同調査によると、10月の東京発・片道航空券の最安値は、1位の北海道(新千歳行き)が3,748円に対し、3位の福岡行きも5,507円と、手頃な価格帯が維持されています。宿泊と交通を組み合わせたパッケージツアーの選択肢も豊富で、費用を抑えながら充実した旅を楽しみたい層のニーズに合致したと言えます。