新NISAの生涯投資枠1,800万円を最短で使い切ったあと、追加投資なしで資産1億円を作れるのでしょうか。仮に50歳から投資を始めた場合、一律の利回り計算では「1億円到達は100歳前後」という厳しい現実が待ち受けています。本記事では、過去25年のS&P500データに基づくリアルな資産推移と、1億円到達への現実的な道筋について、YouTubeチャンネル登録者数40万人超の人気FPである鳥海翔氏が解説します。
50歳からの新NISA、1億円到達は年利5%で「100歳前後」も…シミュレーションを覆す〈資産推移の実態〉【FPが解説】
「投資額を先に決める」…資産を早く増やす人が実践している思考法
新NISAの枠を最速で埋め、この急上昇期の恩恵を最大限に受けるためには、何よりも「入金力(投資額)」を高める必要があります。
しかし、お金を増やせる人と増やせない人とでは、投資資金の作り方に対する根本的な考え方が異なります。
お金がなかなか増えない人は、「収入が増えたら投資額を増やそう」と考えます。この順番で考えると、節約や副業の努力がなかなか実を結ばず、結局はいつまでも投資に回す資金を確保できないまま時間が過ぎてしまいます。
これに対して、お金を早く増やせる人は「まず毎月の投資額を増やすと決める」という行動を先に行います。毎月10万円や20万円を先に投資に回すことを決めて自動的に引き落とされる環境を作ると、口座残高が減るために「このままでは足りなくなる」という健全な危機感が生じます。
その結果、何としても設定した投資額を維持するために、必死になって節約や副業の工夫を実行するようになり、行動のパフォーマンスが向上します。
新NISAの1,800万円という投資枠を最速で埋め、20年から25年という現実的な期間で1億円の資産を築くことは、過去のデータが示す通り、十分に再現性のある合理的なシナリオです。
「たまたま運がよかっただけ」と片付けることなく、長期投資の過程で必ず訪れる「稲妻が光る瞬間」を捉えるために、早く市場に資金を置いておく状態を作り出すことが重要です。
まずは投資額を先に決めるという思考の転換を行い、固定費の削減や好きなことを活かした副業を通じて入金力を着実に引き上げ、将来の経済的安定に向けて愚直に歩みを進めていきましょう。
鳥海 翔
株式会社Challenger 代表取締役
FP(ファイナンシャル・プランナー)/投資家
※本連載は、株式会社Challenger 代表FP(ファイナンシャル・プランナー)で投資家の鳥海翔氏のYouTube動画を再編集したものです。
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