“円満離婚”を経て二人が見つけた「新たな自分」

その後、コウイチさん夫婦は半年間の話し合いの末、「離婚」を選択しました。財産分与として2,500万円の現金を受け取り、エツコさんが家を出たそうです。現在は、契約社員として厚生年金に加入して働いており、65歳まで働く予定です。

一方、しばらくは寂しさに打ちひしがれていたコウイチさんでしたが、今まで妻任せであった家事にもだんだん慣れ、意外にも「料理を作る楽しさ」に目覚めたそうです。もし、離婚していなかったら気がつかなかった“新たな自分”です。

別々の道を歩む選択をした二人は、過去に縛られることなく、それぞれの人生を楽しんでいる様子。結果として、“円満離婚”だったといっても過言ではないかもしれません。

潤沢な老後資金があっても、「予想どおりの老後」が訪れるとは限りません。早いうちから、老後は「お金をどう使うか」はもとより、「誰と、どこで、どんな時間を過ごしたいのか」を含めた計画が必要だといえます。

山﨑 裕佳子
FP事務所MIRAI
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
CFP®

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