投資をはじめることは素晴らしい。しかし…

こうしたなか、問題となっているのが「周りがみんなやっているから」「家族や知り合いに勧められたから」「世間で話題になっているから」と、よく勉強しないままハイリスクな金融商品に手を出して、大損してしまうというケースです。

まず、投資と「投機(ギャンブル)」は似て非なるものであり、決して混同してはいけません。企業の成長に資金を投じる投資に対し、短期的な値動きの差益を狙う投機は、トオルさんのような初心者が丸腰で挑むにはリスクが高すぎます。

また、投資をはじめる前に、投資する金融資産について事前知識を入れることはもちろん、いきなり大金を投じるのはやめましょう。投資信託ならまずは5,000円や1万円から、個別株であれば最小取引単位の100株からはじめたうえで、「どれだけのリスクであればストレスなく続けられるか」という、自身のリスク許容度を計ることをおすすめします。

手痛い洗礼を受けたトオルさんは現在、毎月一定額を積み立てる分散投資に切り替えました。

「銘柄選定も、値動きの荒い銘柄は避けています。投機は自分には向いていないと痛感したので」

手元に残った資金を原資に、トオルさんは本当の意味での資産形成を模索しています。

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