金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果」によると、NISAの口座数は2025年12月末時点で2,826万口座と、新NISA開始前(2023年12月末)から約700万口座増えています。こうしたなか、日経平均株価は2023年末から現在までに約2倍に上昇しており、この上昇相場で大きく資産を増やした人も多いでしょう。ただ、なかには“痛い目に遭った”投資家もいるようです。とある個別銘柄に投資した60歳男性の事例を紹介します。
(※画像はイメージです/PIXTA)
嘘だ、嘘だろ…年金月17万円見込・退職金1,000万円の60歳・無職男性が「5時間で70万円」失った午後2時すぎ
投資をはじめることは素晴らしい。しかし…
こうしたなか、問題となっているのが「周りがみんなやっているから」「家族や知り合いに勧められたから」「世間で話題になっているから」と、よく勉強しないままハイリスクな金融商品に手を出して、大損してしまうというケースです。
まず、投資と「投機(ギャンブル)」は似て非なるものであり、決して混同してはいけません。企業の成長に資金を投じる投資に対し、短期的な値動きの差益を狙う投機は、トオルさんのような初心者が丸腰で挑むにはリスクが高すぎます。
また、投資をはじめる前に、投資する金融資産について事前知識を入れることはもちろん、いきなり大金を投じるのはやめましょう。投資信託ならまずは5,000円や1万円から、個別株であれば最小取引単位の100株からはじめたうえで、「どれだけのリスクであればストレスなく続けられるか」という、自身のリスク許容度を計ることをおすすめします。
手痛い洗礼を受けたトオルさんは現在、毎月一定額を積み立てる分散投資に切り替えました。
「銘柄選定も、値動きの荒い銘柄は避けています。投機は自分には向いていないと痛感したので」
手元に残った資金を原資に、トオルさんは本当の意味での資産形成を模索しています。
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