株式を取り巻く環境は決して良くないが…

2026年に入り、S&P500や日経平均株価は高値圏で推移しています。一方、世界情勢を見渡せば、不安材料は決して少なくありません。

戦争の長期化、原油価格の上昇、インフレの継続、高止まりする金利……。

「株価は近いうちに暴落するのではないか」「いま投資を続けて本当に大丈夫なのか」などと、不安を抱えている人も多いでしょう。

しかし、市場を冷静に見ていくと、「戦争=株価下落」という単純な構図では説明できない状況が起きていることをご存じでしょうか。筆者はむしろ、2026年後半にかけて米国株(S&P500)がさらに上昇すると考えています。

その背景にあるのが、「AI」と「半導体」です。

戦争でも株価が上がる理由

一般的に、戦争は株価にマイナスだと考えられています。実際、戦争勃発直後は市場が急落するケースも少なくありません。

ただし、問題は「その下落が永続するのか」という点です。

戦争によってすべての産業が打撃を受けるわけではありません。むしろ現在は、AIや半導体、クラウド、通信、サイバーセキュリティといった分野の重要性が一段と高まっています。

現代の戦争では、ドローンや衛星通信、情報分析、サイバー防衛などが極めて重要です。それらを支えているのが、AIや半導体、クラウド技術である事実はご存じの人も多いでしょう。

つまり、「戦争だから株が下がる」のではなく、「戦争だからこそ必要とされる産業がある」という構図が生まれているのです。