キャッシュレス化が進む昨今。現金だと躊躇してしまう高額な買い物も、キャッシュレスであれば心理的ハードルが下がるという人も少なくありません。こうしたなか、12万部超えのベストセラー『節約の王道』の著者である林望氏は、多様化する現代の支払い手段に警鐘を鳴らします。林氏の新著『節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由』(朝日新聞出版)より、そんな林氏が唯一「安全で利口」と語るキャッシュレス決済の方法をみていきましょう。
お金を貯めたいなら…節約の達人が「一番安全で利口」と断言する“現金以外の”支払方法
一番安全で利口な決済手段
今の時代、そうは言ってもクレジットカードを一切使わないわけにはいきません。ただ、常にリスクが伴うということを身をもって経験したので、せいぜい気を付けています。ましてやスマホを使ってキャッシュレス決済をするなどといったことはよほど危ないぞ、と肝に銘じています。
一番安全で利口なのは、事前にチャージしておくプリペイドカードではないかと思います。たとえ盗まれたとしても、チャージしている範囲内で済みますから、それ以上のリスクはありません。個人情報も入っていませんし。
私はnanacoカードと駐車場用のカードを利用しています。電車などの公共交通機関は使わないので、Suicaは持っていません。
nanacoカードは、セブンイレブンやイトーヨーカドーはもちろんですが、それ以外のお店でも、例えば吉野家やコメダ珈琲店でも使えて意外に便利です。
それから駐車場のカード。NPD(日本駐車場開発株式会社)という会社があって、そこが発行しているNPDカードを使っています。
私は自動車で動き回っているので、どこへ行っても車を駐める必要があるのです。そのときに、このNPDのパーキングを探しておいて、そこへ駐めて、NPDカードを使う。1万円入金すると1万1,000円分のパーキングができるようなシステムになっています。つまり東京のような駐車場の高いところでは、このカードを使うことで、一割引の恩恵を受けられるというわけです。
余談ですが、銀座に駐車する場合は、銀座のど真ん中にあるNPDを使っています。すると1日中駐めておいても定額1,600円です。
銀座なんて、どうかすると1時間3,000円なんてところもあるわけです。うっかりそういうところに駐めてしまうと莫大な金を支払うことになる。
一方、デパートの駐車場などは、週末など常に満車状態で待たされることを覚悟しないといけないし、何千円以上買うと、たとえば1時間までは無料、なんてサービスをしていますが、そうするとわざわざデパートに行って買い物をしなくてはならない、これは無駄遣いというものです。
だいいち、デパートなんて、今では実質的に「立体ブランドショップ街」に化しているところも多いので、私などは買う物がありません。
だから、どこに駐めると得かを事前にリサーチしておいて、NPDの駐車場があれば、その場所に駐めて、そこからは半径2キロ以内だったら歩いて行く。東京の繁華街には、NPDの駐車場がなくても、たいていはTimesの駐車場があります。
こちらも銀座あたりでは、1日1,800円くらいで駐めておけるので、まあこのどちらかを探して、あとは歩いて行く、これはこれで、ちょうどいい運動になるじゃないですか。往復で4キロ歩いたら、1時間歩行運動ができたということです。
得になって体にもいい。これはもっけの幸いというものです。
林 望
作家・書誌学者
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