ゴールデンウイーク(GW)はいかがお過ごしですか? 連休を利用して、離れて暮らす家族に会うという人もいるのではないでしょうか。もっとも、なかには子の帰省を"心から喜べない”親もいるようで……。本来であれば楽しみで仕方がないはずの娘の帰省が、とある理由から憂鬱なものに変わってしまった60代夫婦の事例をみていきましょう。
お、おかえり…年金月23万円の60代夫婦、GWに帰省してきた30歳娘を「心から歓迎できない」切実な理由
「老後破産」を防ぐ具体的な対策は?
こうしたリスクを防ぐうえで有効なのが「ライフプラン表」の作成です。
ライフプラン表は、将来の収入・支出・資産残高の推移を時系列で整理します。「いつどれだけお金が必要か」を見える化するイメージです。
老後は次のようなまとまった支出が発生する可能性があります。
・自宅の修繕(外壁や屋根の補修、設備の交換など)
・夫婦での旅行や趣味
・車の買い替え
・親や配偶者の介護
・子どもや孫への資金援助
・医療費や入院費用
こうした支出のタイミングと概算金額を事前に洗い出しておくことで、「いつどれだけお金が必要か」を可視化し、備えることが重要です。
親子の「その後」
そして迎えたGW。
ジュンコさんが帰省したタイミングで、ついにこれまで避けてきた話し合いを行うことにしたのです。
「お、おかえり……ジュンコ、ちょっといいかな」
FPと作成したライフプラン表を見せながら、このまま援助を続けると将来的に家計が立ち行かなくなることを正直に伝えると、ジュンコさんはショックを受けた様子。自分の行動が両親に負担をかけていたことに気づいたようです。
そして親子は、資金援助のルールを決めることに。援助自体は継続するものの金額に上限を設け、双方が無理のない範囲でやりくりできるようにしました。
老後資金の不安は、家族間で共有しなければ解決しにくいのが実情です。タツオさんのケースのように、現状を見える化したうえで話し合うことが、親子の家計を守る第一歩となるでしょう。
辻本 剛士
神戸・辻本FP合同会社
代表/CFP
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