一時4,000円超の急落…荒れる株式市場

2026年3月9日、東京株式市場では、中東情勢の混乱が長期化するとの懸念から、日経平均株価は一時4,000円を超える大幅安となりました。

出所:Yahooファイナンス
[図表]日経平均株価のチャート(2026年3月9日)出典:Yahoo!ファイナンス

こうした急落局面で、大きな含み損を抱えた投資家も多いのではないでしょうか。なかには、不安から「狼狽売り」に走り、損切りを余儀なくされた人もいるはずです。

一方、その後の相場はやや反発し、日経平均株価が5万5,000円を回復する場面もみられました。

このように、株式相場は短期間で大きく動くことがあります。そのため、暴落時にどう対応するかが、資産形成の重要なポイントなのです。

過去の株式市場を振り返ると、幾度となく暴落する場面はあったものの、そのたびに時間をかけて回復してきました。

それでも、実際に大幅な下落を目の前にすると冷静な判断を保つことは簡単ではありません。過去の暴落局面でも、誤った判断によって大きな損失を抱え、投資自体を諦めてしまう投資家が少なくありませんでした。

「老後への不安」をきっかけに投資を始めた51歳会社員

リフォーム会社に勤務しているサトシさん(仮名・50代)は、妻と2人暮らしです。これまでの貯金に加え、親からの相続もあり、金融資産はおよそ2,000万円あります。

そんなある日、自宅に「ねんきん定期便」が届きました。なにげなく内容を確認すると、記載されていた「年金受給見込額」に思わず目を疑います。月額に直すと約9万円。これでは、まともに生活することもできません。