日本における高齢者向け施設の利用料は千差万別です。「お金がないけれど施設を利用したい」という場合、どのような選択肢があるのでしょうか。本記事では、入居一時金が不要な「3つの公的施設」やマンションのように自立した生活を送れる「サ高住」について、FPの丸山幹也氏が監修した『介護マネーのプロが解決! 親の高齢者住まいにかかるお金のギモン 暮らし・資金に合った住まい選びがよくわかる』(メイツユニバーサルコンテンツ)より一部を抜粋・再編集し解説します。
(※写真はイメージです/PIXTA)
親の貯蓄が少ない…「入居一時金」不要の3つの公的施設と、自立した生活を送れる〈もう一つの選択肢〉【「サ高住」の入居対象者をFPが解説】
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)の入居対象者
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは、バリアフリーが完備された高齢者の住まいです。入居すると、安否確認や生活相談のサービスが受けられ、自宅より安心して暮らせる環境を整えています。
ホテルの客室やマンションのような作りで、それぞれの住まいが独立しています。施設とは違い、一般的には介護サービスはついていません。外出して自分で買い物をしたり、自由度が高いのが特徴で、比較的元気な高齢者が住むのに適しています。食堂がある場合もあります。
入居の対象になるのは、
・60歳以上の高齢者
・60歳未満でも特定疾病に該当し、要介護認定のある人
サ高住はあくまでも「住まい」で、一定の広さが確保されています。部屋にトイレやお風呂、キッチンがあるところも。また、互いに入居対象なら、夫婦やきょうだいなどが一緒に入居できる二人部屋もあります。
サ高住の主流「一般型」と、介護サービスが定額の「介護型」
サ高住には、国が定めた基準で介護スタッフを配置し、介護度別の定額で介護サービスを提供する「介護型」もあります。「一般型」はひとりでいる時間が長いので、要介護度が上がるとグループホームや介護付き有料老人ホーム、特別養護老人ホームなどに転居する人も多いようです。
介護型のサ高住は有料老人ホームに似ていますが、住宅に住むための契約のしかたが違います。
丸山 幹也
ファイナンシャルプランナー

