「働き方改革」や「ワーク・ライフ・バランス」への意識が高まる昨今、「どれだけの時間で、どれだけ稼げるか」という視点をもつビジネスパーソンが増えているようです。いくら年収が高くても、それだけ長く働いているのであれば当たり前……そこで「働き方の質」を探るべく、株式会社エフペリが運営する人的資本データのオープンインフラ「Career Reveal」が発表した調査をもとに、日本の総合電機・ITサービス業界主要4社の「推定時給ランキング」をみていきましょう。
平均年収は「1,118万円」だが…エリート集う〈ソニーグループ〉社員の「推定時給額」【給与ランキング】
「推定時給」ランキングTOP4
第4位:三菱電機…推定時給3,940円
第4位は、東京都千代田区に本社を置く「三菱電機」でした。
1921年設立の同社は、日本の総合電機メーカーのなかでも重電・FA(工場自動化)・空調・半導体・防衛といった幅広い事業領域を持ち、BtoB分野で強固な存在感を示しています。特にFA機器やパワー半導体は世界的にも高い評価を受けており、社会インフラを支える基盤企業としての性格が強い点が特徴です。
一方、長時間労働や組織風土に関する課題が指摘されてきた歴史もあり、働き方改革の取り組みが注目されています。残業時間は約23.7時間と、1日1時間強。平均年収869.5万円を働く時間で割り戻した推定時給は3,940円となりました。
第3位:富士通…推定時給4,300円
第3位は、神奈川県川崎市に本社を置く「富士通」でした。1935年設立の同社は、日本を代表するICT企業として、システムインテグレーション、クラウド、ネットワーク、AIなど幅広い領域を手がける総合ITベンダーです。官公庁・金融・製造など社会インフラを支える大型案件に強みを持ち、国内SI市場では長年トップクラスの地位を維持しています。
また同社は、従来の大規模・長期プロジェクト中心の働き方から、アジャイル開発やグローバル連携を重視する体制へと転換を進めており、人的資本経営やジョブ型制度の導入など組織改革にも積極的です。
残業時間は約20.2時間と4社のなかではもっとも短く、平均年収929.1万円を働く時間で割り戻した推定時給は4,300円となりました。
第2位:日本電気(NEC)…推定時給4,370円
第2位は、東京都港区に本社を置く日本電気(NEC)でした。1899年創立と歴史の長い同社は、日本を代表するICT企業として、公共・金融・通信など社会インフラを支える領域に強みを持つ点が大きな特徴です。特に官公庁向けシステムやネットワーク基盤、セキュリティ分野で高い存在感を示し、国内のデジタル行政や通信インフラを支える中核企業として位置づけられています。
また、AI・生体認証・量子コンピューティングなど先端技術への投資も積極的で、研究開発型企業としての色合いが強い点も特徴です。残業時間は約23.7時間で、平均年収963.1万円を働く時間で割り戻した推定時給は4,370円となりました。