長く続いた猛暑が終わり、手足が冷える寒さが忍び寄る季節が到来しています。そんなとき、恋しくなるのはやっぱり温泉でしょう。湯けむりに包まれ、ただ温まるだけではなく、目の前に広がる絶景とともに浸かる湯は、日常を忘れさせてくれる特別な時間です。そこで今回は、「温泉総選挙2025」の結果をもとに、この冬行きたい「絶景が楽しめる温泉」TOP3を紹介します。
第2位は、桜島を望む“天空の湯”
第2位:SHIROYAMA HOTEL kagoshima さつま乃湯(鹿児島県)
第2位にランクインしたのは、鹿児島県鹿児島市にある「SHIROYAMA HOTEL kagoshima さつま乃湯」。温泉がある「城山ホテル鹿児島(SHIROYAMA HOTEL kagoshima)」は1948年創業・1963年開業の歴史ある宿泊施設で、2000年にホテルを全面改装して「さつま乃湯」がつくられました。
さつま乃湯は、地下1,000mから湧き出る炭酸水素塩泉を使用した「美人の湯」として知られており、泉質は炭酸水素塩泉で肌に優しい成分が豊富なため、日常の疲れを癒し、肌を滑らかに保つことができます。
同所はなにより、絶景の展望露天風呂が魅力。標高108m、10階建てビル相当の高さから桜島と市街地を一望できる露天風呂は、時間帯によって表情を変える朝日や夜景を楽しめ、贅沢な時間を堪能できます。
第1位:きのえ温泉(広島県)
第1位に輝いたのは、広島県豊田郡大崎上島町にある「きのえ温泉」。瀬戸内海の多島美を一望できる絶景露天風呂が魅力の離島温泉で、泉質はカルシウム・ナトリウムを含む塩化物冷鉱泉。神経痛や冷え性、高血圧などに効能があり、湯上がりはさっぱりとした感触が特徴です。
露天風呂からは瀬戸内海の穏やかな海と島々、行き交う船を眺めることができ、晴れた日には石鎚連峰まで見渡せることも。島の恵みを活かした料理や伝説のバーテンダーによるカクテルも人気です。
“特等席”から海景を満喫できる名湯ぞろい
「絶景が楽しめる温泉」TOP3は、夕日ヶ浦温泉を筆頭に、さつま乃湯、きのえ温泉となりました。いずれも海に面した高台や浜辺に位置し、露天風呂から雄大な自然を一望できる点が共通しており、景色・湯・食の三拍子が揃った温泉地として、国内外の旅行者から高い評価を受けています。
今年の冬、心身を整える“絶景の湯”を求めるなら、どれも外せない名湯です。