日本最大級のターミナル駅「新宿駅」を中心に、東京都庁をはじめ多くの超高層ビルが立ち並ぶ新宿区。今回は、ビジネス・行政・商業が集まるこの街の「給与」に着目。新宿区に本社を置く上場企業のなかで、特に「平均年収の高い企業」はいったいどこなのか、TOP3を紹介します。※本記事は、日本最大級のデータベース「SalesNow DB」をもとに株式会社SalesNowが発表した「市区町村別の平均年収ランキング」より一部を抜粋・編集しています。
『ドラクエ』『FF』輩出の“スクエニ”社員、平均年収は1,300万円超え…東京・新宿区の〈給与が高い企業〉TOP3【ランキング】
第2位は、『ドラクエ』『FF』を手がける親会社
2位:株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス(1,313万9,416円)
2位は株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス(東京都新宿区新宿)で、平均年収は1,313万9,416円でした。
1975年設立の同社は、ゲーム・出版・アミューズメント事業を展開するスクウェア・エニックスグループの持株会社です。
2008年に持株会社体制へ移行し、プライム市場に上場。グループには 『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』などの人気タイトルを擁する株式会社スクウェア・エニックスや、アミューズメント事業の株式会社タイトーなどが含まれます。
2025年3月期の連結売上高は約3,245億円、従業員数は約4,600名。世界中のユーザーに向け、多様なエンターテインメントを提供しています。
1位:SOMPOホールディングス株式会社(1,455万0,657円)
栄えある第1位はSOMPOホールディングス株式会社(東京都新宿区西新宿)でした。
2010年設立の同社は、損害保険・生命保険・介護・ヘルスケア・デジタル事業を展開するSOMPOグループの持株会社です。グループ全体の経営戦略や資源配分を担う中枢企業であり、国内外で約7万人の従業員を擁します。
西新宿にある「損保ジャパン本社ビル」に本社を構え、1976年竣工の同ビルは、独特な外観で西新宿のランドマーク的存在。しかし、2027年には港区の「虎ノ門アルセアタワー」への本社機能移転が予定されています。
保険・介護・デジタルなど多角的な事業展開と、グローバルM&Aを含む積極的な成長戦略が高年収の背景にあります。
「ホールディングス」勢が上位独占…新宿区の高年収企業TOP3
新宿区に本社を置く上場企業の平均年収TOP3は、野村不動産ホールディングス株式会社を筆頭に、株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス、SOMPOホールディングス株式会社が名を連ねました。TOP3はいずれもグループ全体の経営戦略や資源配分を担う「純粋持株会社」であり、経営の中核を担う人材が多いことが高年収の一因と考えられます。
なお、1位と3位は港区への本社移転を予定・実行していることから、数年後には今回紹介したランキング構成に大きな変化がありそうです。