ロシア人の妻と幼い子ども2人を抱えながら、アメリカで肉体労働(大工)を主な仕事として生活を送る日本人“地獄海外難民”氏。。どれだけ節約しても月10万を超える食費に頭を抱えていますが、YouTubeを通して「目から鱗」の情報を手に入れることができて……。YouTubeも話題の著者による『底辺の大工、ヤバいアメリカで生きのびる 絶望の中で見つけた「自分を見失わない」方法』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編してご紹介します。
贅沢とは無縁・慎ましい買い物でも「食費は月10万円超え」…アメリカのありえない物価に日本人男性、悲鳴【人気YouTuberが語る】
圧倒的に高すぎるアメリカの食費
移住したての頃、妻と初めてスーパーに行った僕は、会計で目玉が飛び出るかと思いました。
当時は2人暮らしでそれほど大量に購入していないのに、合計で150ドル。当時は1ドル108円だったので、脳内の中年おじさんが「おい、これしか買ってなくて1万6000円だってよ!」と大声を上げていました。
それから例のウイルスが大流行し始め、食べ物一つひとつの値段が徐々に高騰していきます。特に、卵や鶏肉、乳製品が顕著に上がりました。
今は幸いにもパンデミック前に比べて若干、安定してきました。一時期、卵が1パック(12個入り)1000円にまで上がって、皆が途方に暮れていましたが、今はだいたい600〜750円になりました。この間は1パックで2ドル(300円)のセールを見て、妻が狂喜していました。
それでも、難民家の1ヶ月の食費は月10万円超え。日本ではフォアグラでも食べて贅沢してるんじゃないかと思われそうですが、アメリカで月10万円の食費はかなり節約している方だと思います。
夫婦でほぼ毎食自炊していますし、買い物は基本的にまとめ買いです。たとえばシリアルや洗剤などはアメリカで一番安いと言われるウォルマートで大容量のものを買い溜めしておき、肉や野菜などちょこちょこした買い物は、いつも行くスーパーで1週間分を買っておくなどの工夫をしています。
