ロシア人の妻と幼い子ども2人を抱えながら、アメリカで肉体労働(大工)を主な仕事として生活を送る日本人“地獄海外難民”氏。。どれだけ節約しても月10万を超える食費に頭を抱えていますが、YouTubeを通して「目から鱗」の情報を手に入れることができて……。YouTubeも話題の著者による『底辺の大工、ヤバいアメリカで生きのびる 絶望の中で見つけた「自分を見失わない」方法』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編してご紹介します。
贅沢とは無縁・慎ましい買い物でも「食費は月10万円超え」…アメリカのありえない物価に日本人男性、悲鳴【人気YouTuberが語る】
高すぎる日系スーパーだが…救世主現る
ところで、僕は日本食が好きですが、幸いなことに妻も好きでよく作ってくれます。醤油、みりん、酒、米などはアメリカのスーパーでも売っています。それ以外の調味料や食材は某日系スーパーには売っていますが、高すぎて今までにたった2回しか行ったことがありません。
某日系スーパーは、難民家から車で1時間ぐらいのところにあります。スーパーの他にも紀伊國屋書店やダイソーなど日系のお店が集まっていて、まさに「日本を切り取りました」という感じです。
ここには日本の食材がたくさんあって嬉しいのですが、価格は日本の約3〜4倍! 税金の確定申告後、まとまった還付金が入ってきた時に、「年に一度の贅沢だから」と自分に言い聞かせながら、恐る恐る行ったことがあります。
ただ、すぐに会計が400ドル近くまでいって大後悔しました……。そして、その時の動画をアップしたら、視聴者様からこんなコメントをいただきました。
「もっと安く買えるオンラインの『Weee!』があるのに、日系スーパーに行くなんて贅沢すぎる! 難民なのに」
そんな内容が書かれていたことに後から気づきました。それで、「え、オンラインで日本の食材が買えるの?」とびっくりして調べてみたら、買えるんですよ。しかもそこまで高くない。
送料は3回まで無料だし、時々セールもやっていたりします。この間は、カゴいっぱいに入ったレンコンが3ドルでした。激安です(宣伝ではありません)! すごいぞ「Weee!」。在米の日本人の皆様はご存じで、僕だけ知らなかったのでしょうか(日本人の友人が周囲に1人もいない悲劇)?
でも、その方にはすごく助けられました。どちらかというとお𠮟りのコメントだったのですが、渡米5年にしてようやくこういうサービスがあると知って、単純に嬉しかったです。
地獄海外難民