日本の約26倍も広いアメリカでは、日常生活を送るうえで車の運転が不可欠。しかし、アメリカ人のめちゃくちゃすぎる運転マナーに、通勤時間はもはや命がけの戦いだとか……。アメリカ・NYで肉体労働(大工)を主な仕事として生活を送る日本人“地獄海外難民”氏著者による『底辺の大工、ヤバいアメリカで生きのびる 絶望の中で見つけた「自分を見失わない」方法』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編して、その現実をご紹介します。
ローン完済間際にトラックが激突・車が大破…「法定速度?なにソレ?」車社会アメリカで繰り広げられる“命がけ”の通勤風景【人気YouTuberが語る】
アメリカ人の運転マナーはめちゃくちゃ。怖すぎる!
アメリカは日本の国土の約26倍ほどあります。だからアメリカで徒歩移動だけで生活するのは、よっぽどの都会に住まない限り不可能に近いです。
難民家の周りにもバスや電車など公共の乗り物はほとんどありませんし、スーパーに歩いて行くとしたら、片道1時間は歩かないといけません。
僕が車で外出している時に、何らかの理由で妻が子どもを病院に連れて行かなければならないことになったら、車がもう1台ないと大変なことになります。
「そしたら救急車を呼べば?」と思った方々、アメリカで救急車を呼ぶと数万~数十万円程度の基本料金がかかり、さらに条件しだいでは料金が加算されて、とんでもない金額になることも珍しくありません。
だから、アメリカで車なしではとても生活できませんが、それにしてもアメリカ人の運転マナーはひどすぎます! 僕は平日に片道1時間かけて車通勤していますが、朝は特に違反が多いです。
ニューヨークの高速道路の法定速度は、日本でいうと80〜100キロくらいですが、皆さん130〜160キロは出しています。まさに命がけの地獄通勤。
特にニューヨークの人は運転マナーが悪いと感じます。怒りに任せた煽り運転、不必要なクラクション、無謀なスピード違反、ウィンカーなしの車線変更は当たり前。僕はだいたい100キロくらいで運転していますが、10分に1回は煽られ、後ろからハイビームをがんがん当てられてます。
交通事故も1日1件は見ますし、通勤時は毎日事故で渋滞してます。特に雨や雪の日は、必ずどこかで車がひっくり返っていたり、ガードレールを越えて数メートルぶっ飛んでたり。アベンジャーズが戦ったのかと思うほどの惨状です。
