クルマを買い替える際、なにも考えずディーラーに売却している人もいるのではないでしょうか。しかしその選択、実は数十万円損している可能性もあるため、要注意です。月に1回ペースでクルマを購入し、現在20台以上のクルマを所有しているワンソクTube氏の著書『損しない「クルマの買い方」大全』(KADOKAWA)より、愛車を高値で売却するための具体的な手順を時系列で紹介します。
ディーラー査定「380万円」のクルマを「475.5万円」で売却…愛車を“ディーラーで売ってはいけない”ワケ【実体験】
手順③:電話がじゃんじゃん鳴るのが嫌な人は「MOTA」を使う
ネットの一括査定サービスでストレスなのは、①電話がじゃんじゃん鳴ること、②買取店による高圧的な押し買いなどが挙げられます。それらが心配な方にはMOTAがオススメです。
MOTAがナビクルなどの一括査定サイトと違う点は、エントリーした時点では電話がジャンジャンかかってくることがないことです。
MOTAではエントリーした際に、愛車のグレードや走行距離、傷の有無など、細かな情報を入力する必要があります。それらを入力すると、最短3時間で、複数の買取店(最大20社)からの査定がサイト上で閲覧できるようになり、その中から査定額が高い上位3社とだけ商談をすればOKというサービスです。
上位3社以外の査定額も確認できるので、上位と下位の査定額にどのくらいの差額があったかの相場感を知ることもできます。
その後、査定額上位3社だけから、実際にクルマを見て査定してもらうための電話連絡が入ります。結局、3社からは電話がかかってくるのですが、通常の一括査定サイトよりは電話の件数が少なく、しかも査定額がある程度保証されている買取店からだけになるので、ナビクルよりは一度に相手をする買取店の数は少なく済みます。
MOTAのデメリットとしては、愛車の情報入力にけっこう手間がかかるのと、すぐに買取店が査定に来てくれるわけではないのである程度時間に余裕が必要なことです。
MOTAでも、上位3社が実際にクルマを見て査定をしたいと言ってくるので、同じ時間帯にアポイントを入れて競わせるのは、ナビクルの一括査定と同じ手順となります。
ナビクルとMOTAではそれぞれどんな人にオススメかと言うと、こうなります。
・ナビクル→最小の時間と手間で最大限高く売りたい人、一括査定に慣れている人向け
・MOTA→手間と時間はかかるが上位3社だけで済ませたい人、一括査定初心者向け
どちらでもお好みに合わせて使えばいいと思います。ナビクルでもMOTAでも、最終的には複数の買取店による実際にクルマを見ての査定になるので、手順④以降は同じとなります。