
世田谷・豪徳寺にある水色の洋館「旧尾崎テオドラ邸」。漫画家たちの出資とクラウドファンディングにより改修され、ギャラリーと喫茶室を備えた“想像の記憶を体験できる場所”として生まれ変わりました。
2025年8月23日(土)東京国際フォーラムB5・B7にて開催する『THE GOLD ONLINE フェス2025 SUMMER』内のコラボ企画では、そのプロジェクトの一環として、著名漫画家の方々の描き下ろし絵画作品を特別に展示。B5メインステージ特別講演(14:30~15:30)のスピーカーである三田紀房氏は、旧尾崎テオドラ邸プロジェクトの理事を務めています。
フィクションと現実が交差するこの空間の“物語の断片”を、ぜひご覧ください。展示の描き下ろし絵画作品は会場掲示のQRコードから購入可能です。
旧尾崎テオドラ邸とは?
世田谷区・豪徳寺に佇む、鮮やかな水色の洋館「旧尾崎テオドラ邸」。
明治21年(1888)、元東京市長・尾崎行雄の妻であるテオドラ英子が英国から来日した頃に、父・尾崎三良男爵が建てたとされる洋館。当初は港区・六本木にありましたが、昭和8年(1933)に現在の世田谷・豪徳寺へ移築され、長年地域に親しまれてきました。
取り壊しの危機にあったこの邸宅を、漫画家の山下和美さんと笹生那実さんがクラウドファンディングや仲間の支援で救い、2024年に喫茶室とギャラリーを備えた文化施設として再生しました。
1階には、19世紀英国を思わせる紅茶やスイーツが楽しめる喫茶室。 2階のギャラリーでは、著名漫画家から若手作家まで、多彩な原画展示が行われ、ファンが静かに作品と向き合える予約制空間となっています。
建築・展示・喫茶の三拍子が揃う洋館は、漫画ファンはもちろん、歴史や建築、ティータイムを楽しみたい人にも愛される、唯一無二の文化スポットです。
旧尾崎テオドラ邸が取り組む原画販売|アートの市場価値とは?
旧尾崎テオドラ邸では、漫画家による描き下ろし絵画作品を展示・販売する取り組みを行っています。
1点ものの作品は、物語の瞬間と作家の息づかいをとじこめた唯一無二の芸術。収益の多くは漫画家に還元され、次の創作を支える力となります。
アートは「見るもの」から「持つもの」、そして「資産」としての価値を持つ時代へ。 とくに近年では、一点物の作品に対する経済的価値が見直されつつあり、デジタル全盛の今だからこそ、アナログ作品の希少性と保存性が注目されています。
特設コーナーで漫画の描き下ろし絵画作品を展示!
本プロジェクトに参加した著名漫画家たちが描いた絵画作品8点を、会場内の特設コーナーにて展示いたします。
会場内に設置されたQRコードからは、展示描き下ろし作品の購入も可能です。 お気に入りの一枚を、自宅に飾ることができます。
《展示作品一覧》
1.少年 冬|山下和美
2.少年 夏|山下和美
3.犬と少年|きたがわ翔
4.白いドレス|松苗あけみ
5.ハート|松苗あけみ
6.侍3|ながやす巧
7.侍4|ながやす巧
8.侍5|ながやす巧
メインステージ連動企画 『インベスターZ』三田紀房氏が語る
描き下ろし絵画作品展示とあわせて、メインステージでは旧尾崎テオドラ邸の理事でもある三田紀房先生の特別講演も開催!
自身の漫画家人生を振り返りながら、電子市場への参入、連載後も収益を生む仕組みづくり、そして今注目している「アナログ原画」の価値、時間投資の考え方まで、“漫画×ビジネス×投資”の視点から、これからのクリエイターの生き方と資産形成を語ります。
描き下ろし絵画作品展示と講演、どちらも楽しめる貴重な機会
取り壊しの危機から、多くの漫画家や支援者の力でよみがえった「旧尾崎テオドラ邸」。そこから生まれた作品は、作家の感性と物語の一瞬を閉じ込めた、世界に一枚だけのアートです。
今回の特設コーナーの描き下ろし絵画作品展示では、その一部を間近で鑑賞できるだけでなく、実際に購入することができます。 さらに三田紀房氏による講演では、作品の裏側や「アートを資産にする」という視点から、創作の未来について語られます。
ぜひ特設コーナーにも、三田紀房氏のステージにも、足を運んでみてください。

