新車価格が高騰するなか、「中古車」に注目が集まっています。中古車は初代から最新まで、その選択肢が無限大。「どの車を選べばいいのかわからない……」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「⾞選びドットコム」がまとめた「中古車市場統計レポート」より、2025年3月に「日本でもっとも売れた中古車」をランキング形式で紹介します。
(※写真はイメージです/PIXTA)
“ランクル”でも“アルファード”でもない…「日本でもっとも売れた中古車」の正体【中古車販売ランキング】
第1位は現役世代からシニア層まで圧倒的な人気を誇る「あの車」
第1位:プリウス(トヨタ)
「日本でもっとも売れた中古車」ランキング、第1位に輝いたのはトヨタの「プリウス」です。
「21世紀に間に合いました」をキャッチコピーに、ガソリン車と同レベルの走行性能を保ちながら、約2倍の低燃費とCO2排出量半減などを実現。世界初の量産ハイブリッドカーとして、1997年に初代が発売されました。
その後、2003年、2009年、2015年と進化を続け、2023年発売の5代目が最新モデルとなっています。
5代目プリウスは、「G」・「Z」グレードで28.6km/L(WLTCモード)と燃費性能は維持しながらも、プリウスの特徴的なシルエットである「モノフォルムシルエット」を継承しながらさらに重心を下げ、ワイドなデザインに。走りの快適さやデザインが追求され、より愛着が湧くようなクルマへと進化しています。
ちなみに、「プリウス」はラテン語で「~に先駆けて」という意味。さらに、アルファベットそれぞれに「Presence:存在 Radical:革命的 Ideal:理想 Unity:調和 Sophisticate:洗練」と意味があり、「地球の未来を築いていくクルマを」という願いが込められています。
新車価格帯:275~460万円※1
中古車相場:163.9万円~802万円※2
※1 出所:価格.com
※2 出所:カーセンサー「年式5年(2021年)以内」「走行距離5万km以内」で抽出(2025年5月16日時点)
以上、トップ3を見てきました。
第1位のプリウスは、長いあいだ首位を譲らない圧倒的人気。しかし、このほかランクインしている10車種のうち7車種が軽自動車となっており、日本における軽自動車人気はまだまだ衰えを知らない模様です。