個人株主向けに企業が行っている株主優待制度は、実は日本独自のものです。日本の“贈答文化”が生んだ制度、なかでも特に人気なのが「食券」や「金券」なのだとか。そこで今回「金券」を優待に設定している企業のなかから、5月末に権利が確定する銘柄を「3社」厳選して紹介します。※2025年5月の権利付き最終日は5月28日(水)です。
株主になるだけで〈金券〉ゲット…1度の投資で“2度おいしい”お得な「5月の株主優待銘柄」とっておき3選【個別株】
5月に権利確定する株主優待銘柄…購入は「5月28日(水)」までに!
企業からの“プレゼント”といえる「株主優待」。5月は記念優待を行っている企業もあり、「どの銘柄にしようと悩んでいるうちに、月半ばになってしまった……」という人もいるのではないでしょうか。
とはいえ、焦る必要はありません。あえてギリギリで購入することで、株価変動による損失を最小限に抑えられるという側面もあるのです。
そこで今回、5月末日に権利確定する銘柄のうち「金券」を優待内容としている企業を厳選して3つ紹介します。
5月に権利確定する銘柄の権利付最終売買日は「5月28日(水)」です。
1.FPパートナー〈7388〉…QUOカード
2025年5月20日時点:2,591円/売買単位:100/割当基準日:11月末日/5月末日
2009年設立の「FPパートナー」。『本来あるべき保険業』の追求を経営理念に、無料FP相談サイト「マネードクター」の運営のほか、金融商品に関するFP業務、生命保険・損害保険に関するマーケティングおよびそのコンサルティング、保険代理業(生命保険・損害保険)を展開しています。
近年は来店型店舗の展開にも力を入れており、訪問・来店・オンラインと多様なスタイルで急拡大している企業です。また、社員のFP資格保有率は98.0%を誇り、2019年からは前営業社員を対象とした「ロールプレイング大会」を開催するなど、社員教育にも力を入れています。
そんなFPパートナーは、生保各社に対して顧客に商品を推奨する見返りに、多額の広告出稿など、便宜供与を求めるなどの不正が判明し、昨年11月末に株価が大暴落。そこから直近までの値動きをみてみると、昨年末に底打ちして以降、もみ合いながら徐々に水準を上げています。
金融庁は同社に行政処分を科す方向で検討に入ったとの報道もあるため一段安のリスクに注意は必要ですが、同社は100株以上を保有する株主に対し、3,000円分のQUOカードを進呈しています。比較的割安な株価および優待の旨味を天秤にかけ、同社の将来性に期待できると判断した人は投資してみてもいいかもしれません。
◆優待内容
3,000円分のQUOカード
(100株以上)