恐竜王国の福井県…人気のふるさと納税の返礼品は?

日本海に面し、北は石川県、東は岐阜県、南東は滋賀県、南は京都府と隣接する福井県。県庁所在地は福井市、総人口は75万人ほど。豊かな海岸線と山々に囲まれた自然豊かな県です。大迫力の断崖絶壁が見どころの「東尋坊」は国の天然記念物に指定。当時の町並みがほぼ完全な姿で復原されている戦国時代の城下町跡「一乗谷朝倉氏遺跡」や、770年以上の歴史があり曹洞宗の大本山として知られる「永平寺」も有名な観光スポットです。また「恐竜王国」として知られ、福井県立恐竜博物館は世界的に知られています。

食で知られているのが冬の「越前がに(ズワイガニ)」。毎年11月6日の解禁日を過ぎると、そのおいしさを求めて県内外から多くの人々が訪れます。鯖などの魚を塩漬けし、ぬか漬けにして熟成させた「へしこ」は福井県の有名な郷土料理であり、県内の飲食店で楽しむことができるほかお土産としてもおすすめです

そんな福井県のふるさと納税寄付件数ランキングを第3位からみていきましょう。

第3位 越前市(56,260件)

NHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公であった紫式部が青春時代を過ごした地、越前市は歴史ある町です。「紫式部公園」には平安貴族の住居の建築様式「寝殿造」が再現されており、公園内の「紫ゆかりの館」では越前での日々などを展示で知ることができます。「越前和紙の里」では石畳の通りに伝統的な古民家が並び、紙をすく音が響きます。江戸時代中期の紙すき家屋「卯立の工芸館」では伝統工芸士が昔ながらの道具で紙を漉く様子を見学でき、紙漉き体験も楽しむことができます。

越前市のふるさと納税返礼品で人気な品は「鮮度抜群の大きい甘エビ」。福井県の沖合で獲れた天然甘エビは、臭みがなく濃厚な甘味とうま味、ぷりぷりした食感がおいしいと評判です。「創業90余年の老舗・武生製麺 3代目自慢のそば『越前自家挽きそば』」は国内産のそばの実だけを使用し、薄皮や胚芽を丸ごと挽いた「一本挽き製法」で製造しているため、そば本来の風味や香り、うま味が際立っています。

甘エビ※画像はイメージです。実際の返礼品とは異なります
甘エビ※画像はイメージです。実際の返礼品とは異なります