日々時間に追われるビジネスマンにとって、「ととのう」は至極の癒し。近年では雑居ビルの一角にサウナだけを楽しめる「サウナ専用施設」なども登場し、日本の“サウナ熱”は高まるばかりです。そこで今回は、ニフティ温泉年間ランキング2024をもとに、特に「サウナ熱」が高い神奈川県の人気温泉施設TOP5を紹介します。
「第3次サウナブーム」が落ち着き、サウナが「文化」として根づく日本
日本でサウナが注目され始めたのは、1964年に遡ります。東京オリンピックで選手村などに設置されたフィンランドのサウナが注目を集め、「第1次サウナブーム」が起こりました。
その後、健康志向の高まりとともに1990年代に「第2次サウナブーム」が起こり、2010年代にはタナカカツキ氏がエッセイとイラストを交えて描いた『サ道』がヒット。2019年、2021年にはドラマ化され、この作品とともにサウナ後の快感を表現する「ととのう」という言葉も浸透。2010年代~2021年頃まで、日本は空前の「第3次サウナブーム」となりました。
そんな第3次サウナブームも落ち着き、サウナが「文化」として浸透しつつある現在、idetoxの調査※1によると、都道府県別に見た「サウナ」のトレンド値ランキングで1位となっているのが神奈川県です。
※1 idetoxサウナのある暮らし「サウナブーム分析! 都道府県別ランキングで見る日本全国のサウナトレンド」より。
そこで今回は、そんな“サウナ欲”の高い神奈川県で人気の温泉施設ランキング※を紹介します。
※2 第19回ニフティ温泉年間ランキング2024「全国総合TOP100」をもとに、「サウナのある神奈川県の温泉施設」に絞ってランキングを作成。調査期間:2023年12月1日~2024年11月30日。
第5位 天然温泉 満天の湯

第5位にランクインしたのは、横浜市保土ケ谷区にある「天然温泉 満天の湯」。2022年には、冬至の日に行われたイベントでは、ひとつの浴槽に投入したゆずの個数がギネス世界記録に認定されました(4,507個)。
そんな満天の湯は、「タワーサウナ」と「塩サウナ」を完備。タワーサウナは5段式で、1段目から5段目まで好みの温度帯に合わせて座る段を選ぶことで、身体に負担が掛からないというメリットがあります。また、毎時間「オートロウリュ」が発動し蒸気が発生。体感温度がグッと上がり、心地よい発汗を楽しめます。
一方「塩サウナ」は、男性用はスチームサウナ、女性用がドライサウナとなっています。体に塩を塗ってサウナに入り、その後体を洗い流せば、お肌がツルツルに!
さらに、平日には「ハッスル熱波」と呼ばれるアウフグースも。サウナ好きにたまらない温泉施設です。
住所:神奈川県横浜市保土ケ谷区上星川3丁目1-1
アクセス:相鉄線「上星川駅」から徒歩約1分
営業時間:6:00~25:00(最終受付時間 24:30)
※ 詳細は公式HPを参照のこと。
第4位:横浜みなとみらい 万葉倶楽部

第4位にランクインしたのは、「横浜みなとみらい 万葉倶楽部」。9階の「展望足湯庭園」では、大きな観覧車をはじめみなとみらい21地区の景観が一望できます。晴れた日には、富士山が見られることも!
サウナは「高温サウナ」「ハーブサウナ」「スチームハーブサウナ」の3種類があり、子どもやサウナ初心者の方からサ活玄人まで、幅広い客層に人気です。外気浴は、露天風呂の奥にある屋根つきのデッキスペースで。「近隣施設に比べサウナ室も広く落ち着いて入れる」との口コミもあり、ぜひ行ってみたいところ。
住所:神奈川県横浜市中区新港2丁目7-1
アクセス:みなとみらい線みなとみらい駅、クイーンズスクエア横浜より徒歩5分
営業時間:24時間営業
※ ただし、大浴場と脱衣所は「3:00~6:00」が清掃時間のため、利用不可。
※ 詳細は公式HPを参照のこと。