国際連合(the United Nations = UN)の調査によると、2022年の世界電子政府ランキング1位はデンマーク。次いで2位がフィンランド、3位韓国、4位ニュージーランド、5位スウェーデンと続く。日本は、マイナポイントの付与キャンペーンなど、政府の積極的な利用促進の成果もあって、マイナンバーカードの普及率が人口の約7割に達するなど、行政のデジタル化は進みつつあるものの、本調査の結果は14位にとどまる。行政デジタル化率世界ナンバーワンのデンマークの暮らしとは? 本記事では、日暮いんこ氏の著書『北欧、暮らしてみたらこんな感じでした』(大和出版)より一部抜粋・再編集し、同氏の実体験を通した北欧暮らしの実態について紹介します。
![](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/0/7/1280w/img_07ee86b815f220533ec4c4be161c2053133355.jpg)
日本でいうマイナンバーカード…行政デジタル化率「世界1位のデンマーク」、無賃乗車で即罰金引き落とし「黄色いカード」の正体【北欧移住者が解説】
地下深くまで穴が続く…無限に入るゴミ箱
海外の友人が日本に来て、ボソッと言ってくる不満ナンバーワンは、街中にゴミ箱が少ないということです(私調べ)。
そういうだけあって、こちらは街中にも公園にもゴミ箱がたくさん。家の外にもほぼ必ず共用の、24時間出せるゴミ捨て場が。しかもこのゴミ箱、小さく見えて実は地下深くまで穴が空いており、ほぼ無限にゴミが入る優れモノ! 帰国した際に恋しくなるのはゴミ箱かもしれません。
![日暮いんこ氏『北欧、暮らしてみたらこんな感じでした』(大和出版)より抜粋](/mwimgs/6/6/480/img_66facd9159020a8f48b1b6fcdc3a5c6d214258.jpg)
日暮いんこ氏『北欧、暮らしてみたらこんな感じでした』(大和出版)より抜粋
通勤は自転車レース
2021年時点のコペンハーゲン市のデータによると、市内では毎日約1.45百万キロメートル、地球約36周分の距離が自転車で移動されているそう!
ラッシュアワーである、朝8時ごろと夕方4時ごろには、自転車レーン(車道とは別に自転車専用の道や信号、専用の橋まで完備!)はライダーたちでパンパンに埋め尽くされます。しかも走行スピードが異様に速いため、その様子はもはや自転車レースのようです。
日暮いんこ
クリエイター