快適な部屋で過ごしたいですよね。勤務医で賃貸オーナーのこう氏は著書『ひとり暮らし大全 自分空間を整えれば人生は好転する!』で理想の部屋にまつわるヒントを伝えています。どんなことを知ればいいのでしょうか? 本書から紹介します。
部屋のダウングレードは絶対に避けるべき
ただ、そうはいっても、ひとり暮らしの人が同じ部屋に永住するケースはあまりないかと思います。引っ越しをする際、部屋のダウングレードは避けたいところです。郊外から職場に近い都心に引っ越して、家賃は上がったけれど部屋は狭くなったといったケースであれば納得もできるかもしれません。しかし、以前より狭い部屋に引っ越すと、精神的にきつく感じやすいうえに、家具をそのまま使えなくなるケースなども出てきます。
広い部屋にアップグレードできれば、それだけでも部屋にいたい気持ちが増します。ひとつの部屋に住んでいるうちに気分を変えたくなったり、趣味が増えたりすることもあるはずです。私の場合は、ずっとそんなことはしていなかったのに、急に大きなプラモデルを作りたくなって、実際に作ったことがありました。そういう発想をもった場合にしても、ある程度、部屋に余裕がなければ、飾るところがないので断念するしかなくなります。
部屋に余裕があれば、家具でもオーディオセットでもトレーニング器具でも、思いついたときに購入しやすいものです。部屋が狭ければ、何かを始めるにも思い切りがつかないことになりがちです。部屋の広さに余裕があれば、心にも余裕が生まれ、さまざまなチャレンジをしていこうという気になりやすい。人生を豊かにすることにもつながります。