快適な部屋で過ごしたいですよね。勤務医で賃貸オーナーのこう氏は著書『ひとり暮らし大全 自分空間を整えれば人生は好転する!』で理想の部屋にまつわるヒントを伝えています。どんなことを知ればいいのでしょうか? 本書から紹介します。
防犯面で不安はないか?
不安の少ない部屋であるかということも大切です。ひとり暮らしをする人は東京、神奈川、埼玉、大阪、名古屋、福岡といった大都市にとくに集中しています。最近は郊外を狙った強盗なども増えてきたとはいえ、やはり都市部のほうが犯罪数は多くなります。1階の部屋は窓から侵入されやすいこともあり、防犯を考えるなら避けたいところです。
また、玄関ドアの「新聞&郵便受け」は、ないほうがいい設備の代表格です。郵便受けから中を覗のぞこうと思えば覗けるうえ、いたずらや嫌がらせでごみなどを入れられることもあります。形態によっては、外から郵便受けに道具を差し入れて、鍵かぎを開けられてしまうこともあります。ゴキブリが入ってくることもあるので、郵便受けがあるならふさいでしまうことを推奨しているくらいです。
アパートやマンションでは、キッチンの窓が外廊下に面しているタイプもあります。外から覗かれやすいのはもちろん、窓を破って侵入される危険もあります。部屋を借りるときには、そういう危険性を意識していなくても、住んでいるうちに気になって仕方がなくなるケースもあります。そうなると引っ越すほかはなくなってしまいます。
鍵にしても、二重になっているなど、防犯を考えたタイプが採用されている物件を選びたいのは当然です。
安心感をもてない鍵になっていたなら工夫も必要です。後付けできるスマートロックなどはおススメです。電池が切れると中に入れなくなることがあるので、そこだけは設置後も注意が必要ですが……。
こう
賃貸オーナー