快適な部屋で過ごしたいですよね。勤務医で賃貸オーナーのこう氏は著書『ひとり暮らし大全 自分空間を整えれば人生は好転する!』で理想の部屋にまつわるヒントを伝えています。どんなことを知ればいいのでしょうか? 本書から紹介します。
「くつろぐ空間」、「仕事をする空間」、「眠る空間」を分けるのが基本!
具体的にはどういうところに注意すれば、理想の部屋に近づけるのでしょうか? ひとり暮らしの人のほとんどは、ワンルームか1Kや1DKに住んでいるのだと思います。1LDK以上の部屋に住んでいる人は多数派ではないはずです。ワンルームか1Kであれば、居住空間や寝室などがすべてひと部屋に集約されますが、1DKであれば、居間(リビング)と寝室を分けられます。
1DKでは、DK(ダイニングキッチン)部分をリビングにあてて、もうひと部屋を寝室にあてる人が多いのだと思います。リモートワークがある人は、リビングの一画にワークスペースを設けるか、寝室の一画にワークスペースを設けるかを選択することになります。いずれにしても、1つの部屋か2つの部屋の中で「くつろぐ空間」、「仕事をする空間」、「眠る空間」の分け方を考えるわけです。
一般的に生活の中心になるのがリビングです。リビングは、テレビを見るなどして普段の時間を過ごす部屋のことです。本来なら食事をする場所や眠る場所とは分けて考えますが、都心のひとり暮らしであればなかなかそうはいきません。
ワンルームや1Kであれば、リビングを完全に独立させるのは難しいので、ダイニングを兼ねた空間とみなす場合が多くなります。そのうえで「仕事をする空間」、「眠る空間」を考えていくことになるわけです。ある程度の広さがなければ空間分けは難しくなるものの、そういうなかで部屋の選択や部屋づくりの工夫をしていくことになります。