働くうえで、人間関係を育むことは大切です。人付き合いが上手いと、お金を効率よく稼ぐことにつながる、と起業家の藤野淳悟氏は言います。藤野氏の書籍『60%の力でうまいこと結果を出す思考100』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集し、詳しく解説します。
賢い人ほどやっている、仕事相手や気になる人に興味を持ってもらうために効果絶大な「距離の詰め方」【月10時間労働で「年収1,000万円」を稼ぐ起業家が助言】
相手との距離を縮めるのに欠かせない「コツ」
営業でも、プライベートでも「一次情報を話す」ことが、相手との距離を近づけるコツだ。一次情報とは、自分が経験したリアルな情報。一次情報がない人の話はどことなく薄っぺらく、本当の意味で興味はもたれにくい。もちろん、雑学や、人から聞いた情報をシェアする能力はあるに越したことはない。
でも、雑学や、どこかで聞いた情報しか言わない人の話に、あなたは興味をもてるだろうか。何を言っているかより、誰が言っているか。これが現実的な人の感情だったりする。僕の場合は、20歳から20年以上経営していたり、2度の事業失敗を乗り越えていたり、日本縦断をしていたり、収入源が15個あったり、3姉妹の父親だったり……。40代、様々な経験をしたなりに、相手に合わせて、自分の経験を話すようにしている。
要するに、実際に色んな経験をしている人の言葉は伝わりやすいよねってこと。営業先で、相手に物やサービスを売りたいって思ったら、その物の良さを話すのはもちろんだけど、「あなたから買いたい」って思わせられたら勝ち。その商品の奥に、それを売る人とつながれる付加価値が出るから。
賢い人ほどそうやって、相手との距離を詰めることができる。あなたの周りに素敵な人を集めたかったら、一次情報が豊富にあるほうがいい。口動より行動。行動して体験しないと薄っぺらになって、歳をとるほど相手にされなくなる。
藤野 淳悟
起業家