年を重ねるにつれ、ボディラインが気になるようになった、という人も多いのではないでしょうか? そういったとき、「着痩せ効果」の高い着こなしテクニックを身に付けていると、毎日のお洒落がもっと楽しくなります。今回は、柄物アイテムの選び方のコツについて、『ダイエットなしで着痩せして見えるワンピースの選び方』(笑がお書房)著者である二―亜紀子氏が解説します。
着こなしに「柄」を取り入れるのが着痩せの〈極意〉!スタイルアップも上品見えも叶える「柄選び」のコツ【着痩せのプロが助言】
柄物が苦手な人にもおすすめの柄とは
着痩せして見える洋服の柄についてお伝えしてきましたが、そもそも柄物が苦手で、今まで柄物を避けてきた人もいらっしゃるでしょう。
そんな人は、まずはストライプや幾何学柄などから始めましょう。ストライプはシャツなどビジネスシーンでも使われており馴染みがありますし、着痩せも叶います。
また幾何学柄にはさまざまな種類がありますので、その中でも控えめな柄を選んでください。花柄など好みが分かれるモチーフではないので、比較的挑戦しやすいと思います。
他にも、柄物デビューをされる人に向けての、おすすめの柄選びの3つのポイントをお伝えしますね。
・柄の面積が少ないもの
・柄自体が小さいもの
・柄の色は1色まで
柄の面積が少ないものというのは、たとえばスカート部分だけが柄、トップスの部分だけが柄というように、ワンピース全体が柄物ではないデザインです。とくにスカート部分だけが柄のデザインは、柄が顔から遠いので、ワンピース初心者や柄物初心者でも取り入れやすいと思います。
柄自体が小さいものとは、ドット、チェック、ストライプなどベーシックな柄、または花柄や幾何学でも、柄ひとつの大きさが2、3センチの小さなものを指します。
最後に柄色が1色とは、ベースの色が黒やネイビーなど、ふだん自分がよく着ているカラーがベースで1色の柄色があるもの。柄の色数が少ないと、無地のものとの差が大きくならないため、ふだんのファッションに取り入れやすくなります。今までは無地の洋服しか着てこなかったという人も、これを機会に、ぜひ少しずつ柄物の洋服も楽しんでみてください。
また、ワンピースといえば花柄! のイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。花柄は「かわいいの代名詞」という思い込みがあるため、かわいい系が苦手な人はワンピース自体を避けがちになります。
ワンピースは、かわいい系だけとは限りません。エレガント系も、カッコいい系もあります。間違った思い込みを捨てて、ワンピースでいろいろなスタイルを楽しんでもらえたら、こんな嬉しいことはありません。
無地でも着痩せするとっておきの方法
無地より柄物のほうが着痩せする! とわかってはいても、どうしても無地が着たいという人もいるでしょう。どうか安心してください。次の3つのポイントさえ押さえていれば大丈夫です。
1つ目は、アクセサリーをつける方法です。ロングネックレスや、大ぶりのピアスが特に効果的ですね。ネックレスで縦ラインを作り、目の錯覚で着痩せ効果が生まれます。
2つ目は、カーディガンなどの羽織りものを着ること。たとえば黒のワンピースに白のカーディガンなど、カーディガンの色をワンピースと対照的に選ぶことでカラーコントラストが際立ちスッキリ見えます。また、カーディガンで縦ラインを作れます。
そして、3つ目は、デザイン性のあるワンピースを選ぶこと。お腹に斜めに入っているドレープ、七分袖のフレアスリーブ、ウエスト高めの切り替えなど気になるパーツをカバーするようなデザインをチェックしましょう。
この3つのポイントを押さえていれば、無地でも着痩せすることが可能です。アクセサリーは、最近は300円でもおしゃれで高見えするものがたくさん出ています。プチプラアクセサリーは使えないシーンもあるかもしれませんが、ふだん使いにはどんどん活用してください。小物、色(配色)デザインの3つのポイントをしっかりと押さえて、好きな洋服を楽しんでくださいね。
二― 亜紀子
株式会社 魔法のワンピース®
代表取締役