シャツやブラウス、Tシャツ・カットソーが主役になるこの季節、アイテムがシンプルになるからこそ、着こなしでコーデの仕上がりに大きな差が生まれます。そこで、Instagramのフォロワー数7.2万人を誇る須藤理可(canaria)氏の著書『毎日たのしい 大人のカジュアルコーデ見本帖』(エムディエヌコーポレーション)より、いつものカジュアルコーデを格上げする“ちょっとしたアレンジ”をみていきましょう。
コーデの仕上がりが全然違う…“こなれ感のある女性”と“あか抜けない女性”「袖のまくり方」にある決定的な違い【人気インスタグラマーが伝授】
パンツの丈にもこだわりを!
パンツは丈の長さでもずいぶん印象が変わります。私が思うにフルレングスだとメンズライクさがあって、くるぶしが少し見えるか見えないかくらいの短めな丈だとレディライクな印象になる気がします。
デニムなども最初はフルレングスで履いていたけれど、なんとなくもう少し短くしたいなっていうことがあります。そのときは、ふつうのはさみでジョキジョキとセルフカットすることも。「裾がほつれないの?」「曲がらないの?」と思うかもしれませんが、どっちもあります。切ったあと洗濯をすると糸がホロホロと出てきますが、それがいい感じのほつれ感に。それから、私は寸法をきっちり測らず切ってしまうので少し曲がってしまうことも。でも、ほつれのおかげで多少の曲がりなら目立たないし、私は気になりません。
デザインによってはお直しに出してミシン仕上げをしますが、セルフカットのよさは思い立ったときにすぐできるし何よりお手軽!そして、パンツの丈は微差で印象が変わるので、お直しでもセルフカットでも私は納得いくまで調整します。
袖口の肌見せでコーデのバランスを調整
少し大きめなサイズやメンズサイズの半袖Tシャツを着ることもよくありますが、袖が長いともたついた印象になったり、上半身が重い印象になってしまったりすることもあります。
そんなときは、袖口をくるくるとラフにロールアップ。長袖だけでなく、半袖の場合も袖口の「肌の見える量」を少し増やすとコーデに抜け感が出たり、バランスがよくなったりします。
ロールアップする以外に、はさみでチョキッとカットすることもあります。とくにサロペットは、合わせるTシャツの肌見せのバランスが大事。子どもっぽさもあるアイテムなので肌が隠れすぎてしまうと、少年っぽくなってしまいます。
とはいえノースリーブだと短すぎるし、でも半袖だと少し長い……。そこでほんの数センチ、はさみで切ってフレンチスリーブくらいの長さにすると、サロペットとのバランスがぐっとよくなりました。
切ったそのままでもほつれてこないし、私は切りっぱなしのラフな感じが好きです。
須藤 理可(canaria)
ファッションインスタグラマー