「あったら便利」はなくても平気

キッチンの中にある、“もしかしたらなくても大丈夫なのでは?”という食材を、一緒に見直してみましょう。例えば私の家では、お好み焼きに使うソースは置いていますが、とんかつなどの揚げ物類に使う中濃ソースや、ケチャップは常備していません。

私や家族の食の好みやライフスタイルを考え直した結果、「あまり使わないな」、と思って買うのをやめてみたのです。その結果、「どうしても中濃ソースが必要!」、「ケチャップがないと食事が成立しない!」といった場面はなく(笑)、買い足すことのないまま、日々が過ぎています。

つまり、我が家には必要のない調味料だったんですね。おかげで、冷蔵庫の中は、かなりスッキリとしています。

お土産でもらった塩類は“混ぜる”!

それから、私自身も使い方に困り、またお客様からもよく相談されるのが「お土産でもらった、珍しい塩」です。塩は調理に欠かせないものですし、最近ではパッケージがおしゃれなものも多いですね。しかし結局使いきれずに、キッチンの戸棚や引き出しの一角を陣取ったまま……ということも。

私は、塩をいただいたら、まずはそのまま使います。しばらくたっても使いきれないと感じたら、普段使いの塩を入れてあるポットに、一緒に入れてしまいます。産地が混ざってしまいますが、“オリジナルブレンドの塩”と考えてしまえば大丈夫(笑)。

引き出しの奥で古くなるより、惜しみなく日常使いをしてしまったほうがいい、と考えています。岩塩など、粒が大きくて特徴がある塩は、自宅の浴槽に入れて問題なければ、バスソルトとして使うこともおすすめしています。

調味料だからといって、何も料理だけで使いきらなくてもいいのです。別の場所で転用し、ストックを減らしてみましょう。