「若い頃に買った服は手放さなきゃダメ?」「気に入って買ったはずなのに1年たったらなんだかしっくりこない」…そんなお悩みを持っている人も少なくないのでは? そこで本記事では、その人本来の魅力を引き出すスタイリストの山本あきこ氏による著書『その服、まだ着られます』(扶桑社)から一部抜粋し、工夫とアレンジで今も「ステキ」と思える着こなしをご紹介! 第3回目のテーマは「着たり着なかったりカーディガン」です。
着たり着なかったりカーディガン
■Check Point
▢着丈はウエストくらいまでの短めなものが使いやすい
▢やや薄手のものか、シースルータイプが軽やか
▢白や薄いグレーなどの、ライトカラーが合わせやすい
最後の「万能サポート服」は、「着たり着なかったりカーディガン」。「着たり着なかったり」と言っているのは、文字通り着る以外の方法で使うことが多いから。
例えば、シンプルな着こなしで「何か足りない?」という日は、アクセサリー代わりに肩がけしたり、軽く羽織ったりすることで顔周りに立体感や色味をプラスできます。着る場合も、本気で着るというよりは、肌見せ分量を調整したり、体温調節のためにそっと添えるような感覚で。
アクセサリー代わりにするなら、差し色的な華やかなカラーでも良いのですが、「サポート役」としては、メインの着こなしをジャマしない、白や薄いグレー、さらにやや薄い素材や透け感のあるものが使いやすいです。さらに着丈は、ボトムスのシルエットをジャマしない、ウエスト丈くらいまでのものが好バランス。一見難しそうなボレロデザインは、実はTシャツなどにも羽織りやすいのでぜひ取り入れてみて。