ラクなだけじゃNG!冠婚葬祭用の「黒パンプス」の選び方

次に用意していただきたいのが、黒いパンプスです。

みなさん、喪服はちゃんと用意されても、パンプスはあるものを履けば良いと思っていませんか? 以前は大丈夫だったのに、久しぶりに履いたら痛くて歩けなかったと、よく聞きます。足裏の筋肉も年齢と共に低下して、アーチが崩れて急に痛くなることはよくあるそうです。日頃、ラクな靴しか履いていないと、気づきませんよね。

昨年、義父の法事用に、ラクでキレイなパンプスを探しました。黒いパンプスはたくさんありますが、扁平足で外反母趾のうえ、左右差が4ミリも差がある私に合うものを探すのはなかなか大変です。

ラクな靴は、あります。でも冠婚葬祭のきちんとした席だからこそ、キレイなパンプスを履きたいです。

出所:『今日からもっと自由に楽しく 60歳からの着こなし』(大和出版)より抜粋
[写真2]冠婚葬祭にも重宝するラクでおしゃれな黒パンプス 出所:『今日からもっと自由に楽しく 60歳からの着こなし』(大和出版)より抜粋

ラクな靴……で思いつくのが、「コンフォートシューズ」と呼ばれる黒っぽいスニーカーのような靴です。年配の方が履いているのをよく見かけますが、どんなにおしゃれな装いでも、あれを履いただけで、残念なおばあさんに見えてしまいます。

そのくらい、靴はコーディネートのイメージを決めてしまいます。ラクでおしゃれなパンプスは、必要です。



 

花本幸枝
グッドエイジスタイリスト