「もしかしたら必要になるかも…」と、何かと荷物が増えがちな旅行。とはいえ、重い荷物ではせっかくの旅行も楽しめず、体も疲れてしまい、いいことなしです。今回は、国内外さまざまな場所への旅行歴が豊富なファッションスタイリストの地曳 いく子氏の著書『大人の旅はどこへでも行ける 50代からの大人ひとり旅』より、少ない荷物でもお洒落を最大限楽しむコツを紹介します。
着飾りたいときは「大ぶりのアクセサリー」を
荷物が少ない私でも、旅行中に着飾りたい時はあります!(笑) そんな時に活躍するのが大ぶりアクセサリーです。
ピアスやネックレス、ブレスレットなど何かひとつ、大ぶりで軽く、インパクトのあるものを持っていくと、シンプルなワンピースやトップスに足しただけでかなり気分が変わります。ジャラジャラつけてもいいのですが、私はインパクトアクセサリー1点勝負でいきます。
あまり旅先で物を買わなくなっている私ですが、アクセサリーだけは別。思わず道端のお店とかホテルのギフトショップで、ちょっと個性的なものを買ってしまいます。
ポイントはその場ですぐに身につけたいものを選ぶこと。そうして手に入れてきたアクセサリー、アリゾナ・セドナでのロケで買ったターコイズのカフバングル(ブレスレット)や、ハワイのタートルベイのホテルギフトショップで買ったピアス、タヒチロケの途中で買った黒のバロックパールのネックレスなど、旅行中はもちろん、今でもヘビロテしているものが多数あります。
アクセサリーは重くないしかさばらないので、持っていくにしても、現地で買うにしても、荷物も増えませんしね。
靴は2足で十分。多くても3足
旅の靴は、履いていく靴プラス1足の合計2足で十分だと思います。例えば、NIKEのスニーカーとフラットシューズという組み合わせなどです。
近頃はもう、毎日別の靴に履き替えることはしませんよね? 時代は変わったのです。もちろん旅の目的がトレッキングとか、すごくおしゃれをしてオペラ座にバレエを見に行くとかでしたら話は別ですが、その場合は履いていく靴プラス2足(フラットシューズと目的のためのトレッキングシューズやおしゃれな靴)ですね。
ひとり旅の特徴として、写真は主に風景かセルフィー! 自撮りですよね。足元なんて写りませんし、観光地で「写真を撮ってあげますよ」と言われても要注意。スマホを渡した途端に素早く持ち逃げされてしまうこともありますからね。
旅先で気になる靴と出会ったら、それまで履いてきたものは思い切って処分!
また、旅先でブーツなどかさばる靴を買う時、私はそれまで履いてきた靴をその場で処分します。靴を増やして帰らない主義です。
地曳 いく子
スタイリスト