Apple Musicのサービス開始に沸くスリランカ

2015年夏、日本を含む100ヶ国以上で始まったApple Musicはスリランカにも上陸し、同国初の大型定額制音楽配信サービスとなりました。スリランカでアップルのサービスがどのように受け入れられたかを、現地の記事をもとにしてお伝えします。

CDの購入さえ難しかったスリランカ

スリランカでは様々な音楽を買い集めることが難しいため、音楽マニアになることは困難だろう。国外でつくられた多様なCDは入手できないし、LP盤のファンにとってもこの国でレコードを購入できる望みはまったくない。

 

長らく蔑ろにされていたそんなスリランカの音楽マニアに朗報だ。iPhoneを開発したApple社による定額制音楽配信サービスであるApple Musicがスリランカでも解禁されることになった。Apple Musicは他の国々同様、スリランカにも2015年6月に上陸した。

 

スリランカでApple Musicが利用できることは大きな意味を持つ。その理由は2つある。一つは、Apple Musicがスリランカ唯一の主要な定額制音楽配信サービスである点。もう一つは、このサービスが月額$2.99である点だ。定額制音楽配信サービスの大半は―そもそもスリランカに上陸してはいないが―月額$9.99かかることを考えると、遥かに安い。

先行上陸したDeezerと比べて圧倒的な楽曲量

いくつかの欠点はあるものの、ストリーミング(※)で音楽を聴くスタイルは、将来、所有している音源を再生する楽しみ方よりも主流になるだろう。音楽マニアがストリーミングに移行するであろう理由はたくさんある。大型のサービスでは、これまでに誕生した世界中の名曲のほぼ全てが配信されているのだ。聴ける曲が限られ、新たな音楽に遭遇できる環境が整っていない限り、定額制音楽配信サービスは頭角を表さないだろう。

 

Spotify、Tidal、RdioやGoogle Musicなどの主要な定額制音楽配信サービスは、スリランカに上陸していない。フランス発の定額制音楽配信サービスであるDeezerがスリランカに上陸してからは大分経つが、Deezerにはあまり楽曲が揃っていないと言えるだろう。このサービスでは現代のポップやロックは幅広く取り扱っているが、クラシックやジャズやその他のジャンルはあまり充実していない。

 

一方のApple Musicでは現在、3000万以上もの曲と動画を配信されている。最新OSを搭載した全てのiPhoneとiPadとiPod touch、そしてiTunesを起動できる全てのMacとパソコンがあれば、その全てを余すことなく楽しめるのだ。登録したユーザーは、Appleが提供する楽曲からお望みのものを選びストリーミングで聴くことが出来るのだ。

この連載は、GTACが提携するスリランカのメディア「ECHELON」が2015年10月に掲載した記事「For audiophiles in Sri Lanka, Apple breaks new ground」を、翻訳・編集したものです。

『ECHELON(エシュロン)』は、スリランカの三大ビジネス誌のひとつ。著名な経営者・ビジネスパーソンのインタビュー記事から、同国の金融・経済・投資・不動産などの最新事情、ラグジュアリーなアイテムやライフスタイル等の記事を幅広く掲載。経営者層やハイクラスなビジネスパーソンなど、同国の物的・知的富裕層を多数読者に抱える。(写真はチェアマンのChanna De Silva氏)

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