為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。12日に発表された米消費者物価指数(CPI)や、14日に発表された卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことで、米国の利下げ期待が後退し、円安・米ドル高となったことに連れて、豪ドルの対円レートは上昇しました。18、19日に開催された日銀の金融政策決定会合では、金融緩和政策の修正が発表されましたが、当面は緩和的な状況が続くという見方が強まったことに加え、19、20日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて、米国の利下げ観測が後退し、円安・米ドル高が進みました。また、21日に発表された豪州の2月雇用統計では失業率が低下するなど良好な結果となったことから、豪ドルの対円レートは上昇しました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。米国のCPIやPPIが市場予想を上回ったことで、米国の早期利下げへの期待が後退し、米国国債利回りが上昇したことに連れて、豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は低下)しました。19日に行われた豪州準備銀行(RBA)による金融政策決定会合の結果、インフレに対する警戒が緩んだとみられたことで一時豪州3年国債利回りは低下しました。その後、21日に発表された豪州2月の雇用統計では失業率が低下するなど良好な結果となったことなどから、豪州3年国債利回りは再び上昇する局面がありました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『円安・米ドル高の進展、失業率の改善などから「豪ドル/円」は上昇 ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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