退職金1,500万円の場合
勤続年数が1年切り上げられるだけで、手取りはこんなに変わります(【図3】退職金1,500万円の場合)。
退職金の受け取り方によって変わる手取り
退職金の受け取り方は、「年金」と「一時金」の2つがあります。年金と一時金の割合を決めて併用する「年金+一時金」を選べる会社も増えています。
退職金の手取り合計のシミュレーション
東京都在住、退職金2,000万円(38年勤続)。
60〜64歳は継続雇用され年収300万円(協会けんぽへ加入)。
65〜69歳は公的年金を年200万円受け取る。
退職年金は10年間で受け取る(予定利率1.5%)。
所得控除は基礎控除、社会保険料控除、所得金額調整控除のみ。
(【図4】退職金の手取り合計のシミュレーション)
〈Point〉
65歳以上も働きたい人は、65歳の誕生日の2日前までに退職して求職すれば、雇用保険(失業保険)から基本手当を最大150日間受給できます。逆に退職が65歳を超えると基本手当が高年齢求職者給付金に変わり、最大給付日数は50日と大幅に減少。
ただし、退職日を早めるように会社へ強く求めすぎて「自己都合による退職」にされてしまうと、失業保険の給付が不利になります。社内規定などを確認し、会社へ相談しましょう。
【Answer】退職金の金額も気になりつつ、手取りを増やすためにこだわるなら退職日!
立川 健悟
ファイナンシャルプランナー
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