築古空き家を安く購入、リフォームして賃貸で稼ぐ「空き家投資」。6つのステップを踏むことによって利回り20%を実現できる可能性が高まると、専業大家の恵比寿吉之助氏はいいます。本記事では、同氏の著書『50代から年収100万円アップできる老後資産構築法』(ごきげんビジネス出版)から、利回り20%以上の物件を仕上げるための具体的な方法について解説します。

ステップ2:お宝物件を見分ける

次は物件選びです。どういう物件を買うのか一言でいうと、「他の人が買いたがらない物件」です。パターンは大きく分けて2つあります。

 

1つ目のパターンが、立地はよいけどボロボロ。雨漏り、傾き、シロアリ、水回りがまったく使えないなど、見るからに修繕費用がたくさんかかりそうな物件です。2つ目のパターンが、物件はキレイだけれど立地が悪い物件です。

 

■電車の最寄り駅から遠い
■バス便・駐車場なし
■急な坂道
■長い階段
■周辺に商業施設がない
■接道がない
■がけ
■擁壁
■かなり田舎
■ハザードマップの警戒エリア
■近隣に反社会勢力の事務所がある

 

など、「こんな物件では入居者がつかないかも……」と絶句するような物件です。

 

立地がよくてキレイな物件は、誰もがほしがるので値段は安くなりませんから、ターゲットから外します。問い合わせが殺到しているような物件も避けます。放っておいても売れる物件は、他の人に買ってもらえばいいのです。

 

他の投資家を出し抜いて、自分だけお宝物件をゲットしてやろう、という気持ちではなく、他の投資家はまったく手を出さない、売れ残りの不人気物件を探します。人気物件を買おうとすると、エリアや物件など細かい条件が気になりますし、土地勘も必要になります。

 

「買ってもいい」不人気物件を一般的なポータルサイトで探す

くりかえしますが、私にとってのお宝物件は、他の人が誰もほしくない問題山積みの物件です。ただし、問題があればなんでもいい、というわけではありません。買っていい物件か見極める必要があります。ダイヤモンドの原石は、磨けばダイヤモンドになりますが、石ころは磨いても石ころのまま。どういう物件がダイヤモンドの原石なのか、わからずに買うのは非常に危険です。

 

お宝物件は、一般的なポータルサイトで検索します。SUUMOやat homeなどさまざまなサイトがありますが、どのサイトでもOKです。「そんなに簡単に物件が見つかるの?」と疑われるかもしれませんが、「空き家問題」というくらい物件はゴロゴロ転がっていますので、私がサイトを見たら1時間で10軒、20軒は見つかります。

 

私の目から見るとお宝物件ですが、他の投資家が見てもダイヤモンドの原石とは思わないので、売れ残って放置されているわけです。つまり、お宝を拾い放題の状態です。人気物件はすぐ売り切れるので一刻も早く行動しないと買えませんが、不人気物件は競合がいないのでゆっくり買いにいけばOK。

 

大事なのは、どのようなエリアで、どのような条件で検索するかの目利きです。もちろん、物件を買うか、買わないかの見極め方法もあります。不動産投資で成功するかは、物件を買った時点で決まるのです。

 

注目のセミナー情報

【事業投資】5月25日(土)開催
驚異の「年利50% !?」“希少価値”と“円安”も追い風に…
勝てるBar投資「お酒の美術館」とは

 

【国内不動産】6月1日(土)開催
実質利回り15%&短期償却で節税を実現
<安定>かつ<高稼働>が続く
屋内型「トランクルーム投資」成功の秘訣

次ページ物件を激安で購入するために…値引き交渉術

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録