年商2億円・地方起業家が断言「地方が消滅することは決してない」と断言する、“ポジティブではないが明確”な理由

年商2億円・地方起業家が断言「地方が消滅することは決してない」と断言する、“ポジティブではないが明確”な理由
画像:PIXTA

「地方には仕事がないはウソ」──そう語るのは、出身は岐阜県だが、高知県で全財産50万円を投じて起業し、年商2億円まで成長させた起業家、坂元陽祐氏。本連載は、坂元氏の著書『まったく新しい「地方で起業して成功と自由を手に入れる」方法』(春陽堂書店)より、地方での起業の可能性について、一部抜粋して紹介します。

そして、今のところ豊かな大都市部の自治体にも、やがて同じ波が押し寄せてくる。人口減少は避けられないし、大都市でも高齢化は十分進んでいる。今のうちに使える対策を生み出し、試し、未来に備えるという役割を、地方は担っている。地方は日本の問題解決の実験場なのだ。

 

そこにプレイヤーとして加わろうとしているのが、地方で起業しようと夢見るあなたなのである。誤解のないように言っておくが、それでもやはり大都市はすごい。情報も人も、地方とは桁違いの量で集まる。それは正直うらやましい。いくらリモート会議の道具が発達しても、現実で人に会って得られる情報にくらべたら半分程度の情報量しかないだろう。

 

だから、それだけの情報を使いこなせる人にとっては、東京や大阪といった大都市こそがこれからも最適な活躍の場なのだと思う。

 

ところが、僕はそうではない。電話がかかってくると仕事に集中できないので、電話をとるのをやめたほどの男である。今だと、LINEの未読通知が気になる。あれが1件でも残っていると気になって仕事にならない。

 

だから、ちゃんと頭を使ってクリエイティブな仕事をするときには、身近にスマホは置きたくない。おそらく、僕のようなタイプは少なくないだろう。情報が多く頻繁に入ってくることが、創造性や生産性を下げてしまうタイプ。そういう人が、持てる力をできるだけ発揮するために、地方での起業は有利かもしれない。

 

大都市に比べて情報が少ない、情報にアクセスするのに手間がかかるということは、確かに不利な面もある。しかし、あなたの頭をフル回転に近い状態に持っていくためには、もしかしたら有利な環境かもしれないのだ。

 

〈レッスン〉

 

次に地方から大都市に移動したときに、何にストレスを感じるか、自分を観察してみよう。人の多さ? 騒音? 空気の質? 建物の高さ? 

 

あなたが能力発揮の足を引っ張っている、ストレスの正体が明らかになるかもしれない。そのストレスがなくなる場所への移住を考えてみよう。

 

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まったく新しい「地方で起業して成功と自由を手に入れる」方法

まったく新しい「地方で起業して成功と自由を手に入れる」方法

坂元 陽祐

春陽堂書店

岐阜出身の著者がなぜか高知で全財産50万円を投じて一人で起業。 この14年で年商2億円まで成長させた! 地方での起業はブルーオーシャンだと証明した。 ・「地方には仕事がない」はウソである  アンテナショップやUターン…

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