(※画像はイメージです/PIXTA)

NHKの受信料が10月から値下げされていますが、受信料をさらに安く抑えられる「割引」の制度があります。本記事では、4つの「割引」の制度について、お得な払込方法にも触れながら解説します。

◆多数一括割引

「多数一括割引」は、合計10件以上の「衛星契約」を締結している場合に受けられる割引です。月300円が割引になります。

 

条件は以下の通りです。

 

【多数一括割引の条件】

・10件以上の「衛星契約」を締結していること

・受信料の支払期間がすべて同じで、一括して支払われること

・ケーブルテレビの団体一括割引が適用されていないこと

なお、これらは「事業所割引」の条件と重なることがありえます。その場合は、「多数一括割引」と「事業所割引」を併用することができます。

 

たとえば、客室10室以上のホテルで、客室ごとにテレビを設置し、それぞれに衛星契約を締結しているケースです。

 

なお、想定しがたいことではありますが、「家族割引」との併用も認められています。

一番「お得」な支払い方法は?

最後に、補足として、「払込方法」でどれが最もお得なのかについて説明しておきます。

 

NHK受信料の払込方法には「振込」「口座振替払」「クレジットカード払」があり、いずれも受信料体系は同じです。このなかで、最も受信料が割安なのは、「12ヵ月前払」です(沖縄県以外は[図表1]、沖縄県は[図表2])。

 

NHKホームページより
[図表1]NHKの受信料体系(沖縄県以外) NHKホームページより

 

NHKホームページより
[図表2]NHKの受信料体系(沖縄県) NHKホームページより

 

受信料が改定される前(2023年9月以前)は、「振込」が最も安く設定されていましたが、現在は、すべての払込方法で受信料体系が統一されました。

 

ただし、「クレジットカード払」を選ぶと還元率に応じたポイントがつきます、その分の割引を受けられるのと同視するならば、「クレジットカード払」の「12ヵ月前払」にするのが最も「お得」ということになります。

 

このように、NHK受信料には4つの「割引」の制度があります。また、最もお得な払込方法は「クレジットカード払」の「12ヵ月前払」です。「割引」については、条件をみたしていても、申請しなければ受けられませんので、条件をみたす方は必ず申請手続きを行うようにしてください。

 

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