(※画像はイメージです/PIXTA)

国を挙げての「カーボンニュートラル」の流れのなか、電気自動車(EV)等の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。しかし、EVは現状ガソリン車より割高です。そこで、国は「CEV補助金」(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)を実施しています。受給の手続きは比較的容易であり、もしEV等を購入するならば、ぜひ活用したい制度です。本記事でその内容と受給するための手続きについて解説します。

CEV補助金とは?対象となる「EV」等

CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)は、いわゆるクリーンエネルギーを動力源として走行する電気自動車(EV)等の自家用自動車の購入をサポートするための補助金です。

 

対象となる自動車の種類は以下の通りです。

 

【CEV補助金の対象となる自動車の種類】

・電気自動車(EV)

・軽電気自動車(軽EV)

・プラグインハイブリッド車(PHV)

・燃料電池自動車(FCV)

・超小型モビリティ、ミニカー、電動二輪

 

なお、補助金を受けられるのと引き換えの条件として、災害発生時に、できる限り車両を「非常用電源」として提供することとされています。

補助の対象となる費用と補助金額

補助の上限額は、原則として以下の通りです。

 

【補助上限額(原則)】

・電気自動車(EV):65万円(高額車両は52万円)

・軽電気自動車(軽EV):45万円(高額車両は36万円)

・プラグインハイブリッド車(PHEV):45万円(高額車両は36万円)

・燃料電池自動車(FCV):230万円(高額車両は184万円)

・超小型モビリティ、ミニカー、電動二輪:25万円(定額)

 

「高額車両」とは、メーカー希望小売価格が840万円以上の車両をさします。高額車両については補助額が「80%」に削減されています。これは、自動車メーカーに対し、価格の抑制を促す目的があります。

 

また、以下の要件をみたせば、補助上限額が上乗せされます。

 

【補助上限額上乗せの要件】

・所定の外部給電機能がある

・(2023年4月1項に初度登録を行うEV・PHEVの乗用自動車のみ)省エネ法の「トップランナー制度」の「2030年度燃費基準」の対象となる車両(型式指定自動車)である

 

このうち、「所定の外部給電機能があること」は、以下のAまたはBの条件のいずれかをみたしていることをさします。

 

A.車載コンセント(1500W/AC100V)からの給電機能がある

B.外部給電器やV2H 充放電設備を経由して電力を取り出せる

 

上乗せされた補助上限額は以下の通りです。高額車両については上乗せ額も80%に削減されます。

 

【上乗せされた場合の補助上限額】

・電気自動車(EV):85万円(高額車両は68万円)

・軽電気自動車(軽EV):55万円(高額車両は44万円)

・プラグインハイブリッド車(PHEV):55万円(高額車両は44万円)

・燃料電池自動車(FCV):255万円(高額車両は204万円)

・超小型モビリティ、ミニカー、電動二輪:35万円(定額)

 

なお、補助金の交付額は、銘柄ごとに細かく定められています。

 

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