(※写真はイメージです/PIXTA)

フランチャイズ経営を行うなかで、多店舗展開や収入を上げる方法を考えている人もいるのではないでしょうか。多店舗展開には、いったいどのようなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。コンビニ7店舗を経営するフランチャイズオーナー、長瀬環氏著『儲かるコンビニのフランチャイズの教科書』(自由国民社)より一部抜粋し、フランチャイズビジネス全般における加盟店側の考え方を紹介します。

多店舗展開の「メリット」立地分散によるリスクヘッジ

多店舗展開すれば売り上げが増えます。

 

「店舗を多く持つことによるメリットをそれだけ?」と思われる方がいらっしゃいます。

 

ところが、その認識だけでは不十分です。

 

多店舗展開の最大のメリットは、色々な立地に出店することで、リスクの軽減ができることです。

 

私自身の経験です。

 

パチンコ店が近くにある店舗を経営しています。

 

ある時、そのパチンコ店が半年間休業しました。

 

「パチンコ店が閉まったからってコンビニに影響あるの?」そう思われるかもしれません。

 

しかし、影響は大きいものです。

 

パチンコ店は営業時間も長いので、遅い時間まで多くの人が来ます。

 

そしてパチンコ店に来たお客様がコンビニにも流れます。

 

パチンコ店では数万円単位の大きい金額が動きます。

 

ですから、お客様にとっては、ついでに寄っていくコンビニの商品はパチンコ店で動く全額に比べて安いのです。そのため、金額を気にせずに買っていただける可能性が高いのです。

 

ですから、パチンコ店からのお客様はありがたいお客様なのです。

 

そのパチンコ店が閉店している半年間、店舗の売上・客数は激減しました。

 

もし、その店舗しか経営していなかったとしたらゾッとします。

 

しかし、当社は他にも店舗があることで、1つの店舗の売り上げが下がったダメージを他の店舗で補うことができ、倒産の危機に直面するような事態にはなりませんでした。

 

このように多くの店舗を持って立地を分散させることは、外部環境の変化による廃業リスクを軽減させることになります。

 

多店舗展開は収入を最大化させる「給料が増える」ことが注目されがちですが、立地分散によるリスクヘッジで「給料がゼロにならない」ことこそが最大のメリットです。

 

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※本連載は、長瀬環氏による著書『儲かるコンビニフランチャイズの教科書』(自由国民社)より一部を抜粋・再編集したものです。

儲かるコンビニフランチャイズの教科書

儲かるコンビニフランチャイズの教科書

長瀬 環

自由国民社

現在、起業の選択肢の1つとして有力になりつつあるフランチャイズ。一見、本部の下での経営は安定しているように見えますが、実際は、普通の会社経営と同じように多くの苦労を抱えています。 本書は、年商17億円・店舗数7店…

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