「会社を潰したくない!」そんなとき正解はどっち?新事業に着手?メイン事業に専念?敏腕経営コンサルタントが明かす「利益を上げるために、まずやるべきこと」

「会社を潰したくない!」そんなとき正解はどっち?新事業に着手?メイン事業に専念?敏腕経営コンサルタントが明かす「利益を上げるために、まずやるべきこと」

国内企業の99.7%を占める中小企業は、毎年4万件以上が倒産に追い込まれています。そんな中小企業に永続性を高める経営をアドバイスをする、経営コンサルタントの石原尚幸氏が、経営の質を上げるために見るべきポイントを解説します。

経営の指標となる利回り(ROA)とは?

経営とは何ぞや? この疑問に答えるのは簡単ではありませんが、ここでは思い切って定義をしてみましょう。

 

[図表1]経営とは経営資源を有効活用し利益を得ること

 

経営とは資金調達から始まり、資産を運用し、売上と利益を上げる活動です([図表1]参照)

 

まず、会社には必ず資本金([図表1]右下)があります。経営者の皆さんは、最初に自分のお金を資本金として会社に出資しているわけです。資本金が足りなければ、銀行から借入れをします([図表1]右上)。こうして事業に必要なお金を得ることが、いわゆる資金調達です。

 

調達した資金を、土地や建物、商品在庫などの資産に変えます([図表1]中央)。これが運用です。さらに資産を使って売上を立てにいきます。この売上から経費を使って残ったものが会社の利益となります([図表1]左)。

 

このように順を追って考えていくと、経営とは「資金を調達し、資産を運用して売上を上げ、利益を残すこと」と定義することができます。

 

つまり、経営者に求められる手腕とは「総資産を有効活用して、どれだけの利益を上げられているか」詰まるところ「どれだけの『利回り』を上げられているか」この1点に集約されます。

 

経営の「利回り」は「ROA(リターン・オブ・アセット)」で表せます。

 

[図表2]経営者の手腕とは?

 

ROAは、「経常利益÷総資産✕100%」で表されます。このROAが高ければ高いほどいいわけです。([図表2]参照)

ROAを上げる2つのポイント、「経常利益」と「総資産」

では、このROAを上げるために経営者は何をすればいいか?

 

経営者がやるべきことはたったの2つです。その①「経常利益を上げる」、その②「総資産を圧縮する」以上です。

 

たとえるなら、ブヨブヨと脂肪太りした状態でバーベルを上げるのではなく、ギュッと引き締まった筋肉質の体で、重いバーベルを沢山持ち上げるイメージです。

 

筋肉質の体で沢山稼ぐと、効率がいい。これからの時代に求められるのは、こうした強く逞しい経営体質です。

 

[図表3]ROAドリルダウンシート

 

その①「経常利益を上げる」、その②「総資産を圧縮する」がどうすれば改善できるかを「ROAドリルダウンシート」[図表3]を使って見ていくことができます。

 

ROAドリルダウンシートで分解したものを1つ1つ改善していけば、結果的にROAが上がる仕組みになっています。

経常利益を上げるために経営者がやるべき3つのこと

経常利益を上げるためにやれることは3つ。

 

1つ目は「粗利を上げる」、2つ目は「固定費を減らす」、そして最後に「営業外で利益を上げる」ことです。

次ページ経常利益を上げるために経営者がやるべき3つのことをさらに細分化

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