(※画像はイメージです/PIXTA)

新型コロナウイルス禍のなか、海外旅行は著しい制約を受けてきましたが、2022年10月11日から、入国者・帰国者に対する「水際対策」が大幅に緩和されました。これにより、久しぶりに海外旅行へ行くことを考えている人も多いと想定されます。本記事では、海外旅行から帰国したときに要求されることなどの水際対策の概要を解説し、あわせて、国外渡航時に注意すべきことについてお伝えします。

日本から「出国」するときに注意すべきこと

以上の水際対策は、あくまでも海外旅行からの帰国・再入国の際に問題になるものです。

 

海外旅行に行く場合、出国する際に注意しなければならないことがあります。

 

1.出国先のルールを十分に確認する

2.海外旅行保険に加入する

 

注意点1:出国先のルールを十分に確認する

まず、出国先の国で、入国者にどのようなルールが課されているのか、確認する必要があります。

 

外務省海外安全ホームページ」によると、現状、日本からの渡航者、あるいは日本人に対し、入国制限措置や行動制限措置を課している国・地域は127あります。

 

ワクチン接種証明書や検査結果の提示や、入国時にPCR検査や抗原検査を受けることなどが要求されていることが多いですが、なかにはそれらに加え一定期間の待機を要求していたり、感染した場合に備えた保険(海外旅行保険など)への加入を義務づけていたりするところもあり、国ごとにかなり異なります。

 

外務省海外安全ホームページ」で国ごとの制限措置の内容が詳しく解説されていますので、確認してください。

 

注意点2:海外旅行保険は絶対に加入する

旅行中に十分な感染対策をとることは当然ですが、感染してしまうリスクに備え、海外旅行保険には必ず加入するようにしてください。

 

国外の医療機関で治療を受ける場合、日本の健康保険がきかないので、国・地域によっては、治療費や入院費等が百万円単位、千万円単位の額になってしまうことがあります。

 

そういう場合に備え、治療費や家族の渡航費用等をカバーする「治療救援費用」の補償は最低限、絶対に必要です。

 

海外の医療機関で治療を受ける場合と、海外で感染して帰国した後に治療を受ける場合のいずれも治療費等の実費がカバーされます。

 

日本で加入できる海外旅行保険はほとんどが新型コロナウイルス感染症に対応しています。また、インターネットで加入できるものも多いので、必ず加入するようにしてください。

 

新型コロナウイルスに関する水際対策は、全世界的に緩和されてきています。それに伴い、今後、海外旅行の機会が増えていくことが見込まれます。

 

しかし、コロナ禍はまだ収束したわけではありません。制限はあくまでも、経済活動をこれ以上停滞させてはならないという政治的・政策的判断によるものという側面が大きいものです。

 

制限が緩和された反面、これまで以上に自己責任が求められるようになったのだということを、十分に心に留めておく必要があります。

 

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